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大分駅長甲斐裕明氏に学ぶ「駅とデザイン」

 IMG_8204.JPG芸術表現コース2年生の発展演習1(前期)では、実践的なアートおよび地域貢献としてのアートをテーマに学んでいます。今回は、今年3月まで別府駅長として、本学学生に別府駅のスペースを提供してくださった現大分駅長甲斐裕明氏に、駅とアートについてレクチャーをしていただきました。
 甲斐駅長は学生時代にデザインを学んでおり、アートやデザインに造詣が深く、駅の美化やデザインによる情報発信にも取り組まれています。講演では、アート制作の姿勢として、発想の切り口を変えて常にモノを多角的に捉えること、また手間隙をかけることで本物となることなど、大変貴重な助言をいただきました。さらにこれから学生が制作する別府駅のパブリックアート案(2020年秋実施予定)について、展示による素材の劣化の問題など、具体的な助言もいただきました。
 学生からも、JR九州の電子カードの使い方といった生活上の質問から、今回の展示で使われる空間についての質問や、甲斐駅長の人柄についての質問などが出て、甲斐駅長は楽しんで答えていらっしゃいました。なかでも、現在デットスペースとなっている展示空間が、昭和39年につくられた大階段の名残であるというお話は、鉄道ファンにとってマニアックな情報になりました。いま別府駅の改札口正面にある階段は、往時の半分程度の大きさにすぎないとのことです。今後のデザインに大きなヒントになりそうです。
 IMG_8209.JPGのサムネイル画像レクチャーを通じて、甲斐駅長のデザインへの思いが、お客様への感謝とおもてなしに結びついていることがわかり、今後社会に出ていく学生にとって貴重な学びになりました。






<国際言語文化学科の駅アートプロジェクト>
・ラグビーワールドカップ 学生がアートでおもてなし!
・【アートプロジェクト第三弾】
別府駅の作品完成 国民文化祭に合わせて展示!!
・【アートプロジェクト第二弾】別府大学駅に浮かび上がる巨大な円!!

・【アートプロジェクト第一弾】「写真がとりたくなるような別府大学駅」アートプロジェクト開始!!

 

[投稿日:2020年8月18日]