公開授業「九州学」

九州学2023

 現在、県域を越えて、九州というまとまりで世界、他地域にアピールすることが求められています。その内容は歴史や文化だけでなく、「食べる・見る・聞く・嗅ぐ・触る」という五感を投入した総合学でなければならないと考えます。「九州学」は学際科目として、本学の3学部、短大の教員、および九州学に共鳴する研究者によって、リレー授業方式で実施しています。受講者には九州という地域から新しい見方を勉強してもらい、それぞれの視点から地域の未来を語れる学生が育つことを目標としています。

 別府大学で2015年1月に提唱した「九州学」は2015年9月から授業と実施され、今年度第7回目の講義となります。第1回目は「観光アイランド九州」、2回目九州学は「がんばろう九州」、第3回目は「九州再発見、学のクロスロード九州」、第4回目は「辺境からの発信」、5回目は「九州を発光させる」6回目「大学創立70周年記念 原点から未来を考える」、7回目は「新たなる発見、新たなる旅立ち 誰ひとり取り残さない」、8回目「九州のSDGsとはなにか―持続可能な社会をさぐる」等をテーマに九州の魅力発見の旅に出ました。

 本年度は、「世界とつながる九州」をテーマにします。九州は古来、日本の海外交流の窓口でした。また、現在は分断の時代です。「つなぐ」「つながる」ことが重要となっています。その歴史と現代的課題を踏まえ、九州がどのように世界とつながるかを考えてみます。
 公開授業としていますので、一般の方も受講いただけます。一般の方は、お好きな講義のみご自由にご参加ください。(聴講無料、申込不要)。

2023九州学日程
 

開催概要

会場

  • 別府大学 32号館 400番教室

日時

  • 原則として土曜日1限目(9:00~10:30)に授業を実施します。

    ※第6回、第13回、第15回は曜日が変更となります。

テーマ・講師

開催日テーマ講師
第1回
9月30日(土)
九州学とはなにか 世界につながる九州 別府大学 特任教授
飯沼 賢司
世界とつながった大航海時代
―大砲の来た道
別府大学文学部 史学・文化財学科教授
上野 淳也
第2回
10月7日(土)
仏教がつなぐ東アジア世界
―塼仏がきた道―
別府大学 名誉教授
後藤 宗俊
第3回
10月14日(土)
国東から世界に発信
―インバウンド事業の構築―

※宇佐国東観光地域振興広域連携プロジェクトプレゼンツ
文殊仙寺 住職
秋吉 文暢
第4回
10月21日(土)
九州の大地の声を聴く 京都大学 名誉教授
竹村 恵二
第5回
10月28日(土)
世界への架け橋「アルゲリッチ音楽祭」 アルゲリッチ音楽祭
総合プロデューサー ピアニスト

伊藤 京子
第6回
11月1日(水)
障がい者の夢を世界につなぐ
―中村博士の思いを受け継ぐ―
太陽の家 理事長
山下 達夫
第7回
11月11日(土)
大分から世界に挑戦
―グリーンツーリズムを通して―

※宇佐国東観光地域振興広域連携プロジェクトプレゼンツ
安心院町グリーンツーリズム研究会 会長
宮田 静一
第8回
11月25日(土)
九州と世界の食文化 別府大学食物栄養科学部 食物栄養学科教授
梅木 美樹
第9回・10回
12月2日(土)
時間/13:00~16:10
会場/メディアホール
シンポジウム
「フランスと別府大学の交流」
ギャラリーホール展示と連携
・講演「フランスと私」
 別府大学 名誉教授 井上 富江
・シンポジウム
 コーディネーター 上野 淳也
 パネリスト飯沼 賢司、飯坂 晃治、山本 晴樹、坂井利佐子
第11回
12月9日(土)
焼き物でつながる世界
―セラミックアイランド九州―
佐賀県立九州陶磁文化館
宮木 貴史
第12回
12月16日(土)
経済でつながるアジアと九州 別府大学国際経営学科 教授
田沼 宏章
第13回
2024年
1月12日(金)
世界とつながるマンガ世界 別府大学 国際言語・文化学科 准教授
金 孝源
第14回
2024年
1月20日(土)
香りでつながる世界 別府大学名誉教授
江崎 一子
第15回
2024年
1月23日(火)
大分とドイツを繋ぐ
―美術史の視点から
別府大学 教授
安松 みゆき