食品香料コース

コース概要

香りの専門家を育成

食品香料コース

食品・飲料品やお酒、そして化粧品などの香粧品に含まれる様々な香りの成分について学び、生活を豊かにするための知識やスキルを身につけます。醸造発酵学に加えて、隣接の「大分香りの博物館」での実習をはじめとした香りについての実践的な教育を行うことで、食品産業から香粧品産業まで幅広い分野で活躍できる人材の育成を目指します。

コースの特色

食品・飲料品や化粧品などに含まれる香りについて学びます

食品・香粧品産業で活躍できるよう、食品生産、食品衛生、品質保持の要となる微生物に関する基礎知識を習得し、その上に食品や飲料品、化粧品などの香粧品に含まれる様々な香りの成分についての専門知識を身につけます。


今、ブームとなっている「香り」と日常生活のつながりを知る

日用品を中心に広がっている「香りブーム」ですが、食品の分野でもその魅力を増し、機能性を高めるためにフレーバー(香味)や香料などが重要な役割を果たしています。香料やアロマに含まれる香りの成分は、生活を豊かにする製品に欠かせませんが、一方で周囲への心配りも大切になります。本コースではフレーバーや香料そしてアロマに関する専門知識を身につけて、食品から香粧品に至るまで幅広く生活を豊かにするために必要な人材の育成を目指します。

私の大学生活

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Student’s voice

私たちの生活に密接にかかわっている"香り"を学ぶことができる数少ない専門コース。

食品香料コース 
小田原 綾子さん
大分県東九州龍谷高校出身
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お酒と香り

もともと"お酒にかかわることがやりたい"と思って入学したのですが、当初は清酒と焼 酎の違いさえも判らないというような状態でした(笑)。今では、例えば"芋焼酎"でも県内の商品と県外の商品の香りの違いも判別できるようになりましたね(笑)!

日本酒を仕込む

3 年次に行う"酒類生産学実験"では、実際に清酒の製造を行い、その品質評価法を学びます。ただ生産するだけではなく、各段階において顕微鏡で観察したり、酸度やアミノ酸度を測定したりします。大学内で酒類を生産する許可が下りているため、学外へ出かける手間もなく、細かな研究等も十分にできる環境がそろっています。

"グリーン系"がおススメ

香りには"相性"があります。様々な講義を通じて香りの知識を得て、その後実際に調香なども行っていきます。自分が身につける香りに関しては、特に女子は興味を持つと思いますが、講義の中で学んだ知識をもとに"香水を選ぶ"ようになりましたね(笑)。


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Student’s voice

"香り"の作用を知ることで人生が豊かになる!そう言っても過言ではないと思います。

食品香料コース 
小屋 徳次郎さん
大分県立杵築高校出身
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鼻をつまんで食べるとほぼ無味

自分たちが食べている食べ物の"味覚"において、"香り"が約80%影響していることを知った時は衝撃でした!研究室では食品に添加されている香料を、お酒にも応用できないかと研究を進めたのですが、上記のこともあってか、なかなかうまくいきませんでしたね。

花見でなく花嗅

焼酎の"香り"と市場での"人気"についても取り組みました。原材料で違いが出ることはもちろん、製造方法でも変わってきます。香りに関わるようになってからは、日常生活でも香りに敏感になりました(笑)。休日に、きれいな花の香りをかぎに行くようになったのはかなり大きな変化ですね(笑)

香りで能力アップ

"香り"には様々な効果が期待されています。例えば"グレープフルーツの香りには認知症に効果が期待できる"とか"カモミールで快眠"等です。自分自身も実験台になり"光トポグラフィー"で脳内の状態を見ましたし、"ローズマリーの集中力・記憶力アップ"はテスト前にかなり試しました(笑)


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Student’s voice

関連企業の担当者による講義や、附属博物館での実習が受けられる! それが一番の魅力です!

食品香料コース 
大野 優美香さん
大分県立大分南高校出身
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現役の業界人による講義

外部講師として、化粧品等で有名な"花王"の方や、私たちが講義で使用する"香りの教科書"を作られた方等、業界を代表する方々の話を聞くことができます。普段聞くことの無い、"新商品を作っていく際の難しさ"や、"作業工程の長さ"等を伺うと、業界に対するあこがれと同時に、意欲が湧いてきますね!

調香する講義

実際に大学附属の博物館で香水を作ります。作業自体は簡単で、ベースとなる3種類の香水を選び混ぜ合わせるのですが、鼻が香りに慣れてしまうので、ベースを選ぶ作業が苦戦します(笑)。鼻をリセットする時は"手の甲"の匂いを嗅ぐんですよ(笑)!完成品を思い描く香りにすることはとても難しいです。

基本はしっかり

どのコースに向かうにしても発酵食品学科の基礎となる"実験"は1年次から行われます。最初は微生物を自分で培養し、観察・スケッチしていく方法などを学びますが、2年次には"食品表示と実際の成分が合っているか"といった実験へと発展していきます。班で行動するため、実験結果が出揃うまでは講義が終わりません(笑)

講義ピックアップ

香料学概論

昔から香料は人類の生活と深く結びついていました。過去からさかのぼって、香料が我々の生活にどのように関わってきたのか学習します。

香料分析学

香料の成分分析法について学び、植物由来の天然物香料や調合香料を分析します。香りの成分の実体を最新の科学的分析法により捉え、香料についての理解を深めます。

食品香粧学

香料成分の持つ様々な機能性について、香料成分の人体への作用機序を学ぶことにより、理解を深めます。香料成分のおいしさへの作用や、人体に及ぼす影響を理解します。