日本語教員養成課程
別府大学日本語教員養成課程は、外国人に日本語を教える日本語教員の養成を目的として、平成13年に文学部国際言語・文化学科(旧国文学科)に創設された、大分県内唯一の文化庁認定日本語教員養成機関です。これまで国内はもとより、海外の教育機関へも多くの日本語教員を輩出してきました。
日本語教員の資格はこれまで民間資格でしたが、2024年度より「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」に基づき、文部科学大臣認定の新たな国家資格「登録日本語教員」としてスタートしました。本課程を修了し本学を卒業すれば、日本語教員試験の基礎試験と実践研修が免除され、応用試験のみの合格で在学中に国家資格「登録日本語教員」を取得することができます。
現在、登録日本語教員制度は令和11年3月31日まで経過措置が取られており、下記の図の通り、文化庁が定める6つのルートに沿って資格取得が進められています。そのうち、別府大学日本語教員養成課程は、最も負担の少ないCルートが適用されます。
本課程は「必須の教育内容」に対応した日本語教員養成課程として文化庁から認定される、充実した内容です。受講生は、46もの豊富な科目群の中から規定に沿って32単位以上取得することで、日本語教員として必要な知識とスキルを身につけることができます。
また、本課程は学内の日本語教育研究センターと連携して、キャンパス内でかつ通常の時間割の中で教壇実習をすることができます。学内で教壇実習ができる大学は非常に少なく、また、通常の時間割の中で実施することで、他の授業に支障が出ることがありません。
このように、本学は理論と実践がバランスよく配置されたカリキュラムを持ち、そして、その内容が高いレベルにある点に大きな特徴があります。
日本語教員の働く職場は、国内外の日本語学校、大学・大学院、外国人就労者研修施設といった日本語教育機関です。国内の法務省告示日本語学校は約830校、海外に至っては約3万の日本語教育機関が存在し、多くの日本語教師が活躍しています。
別府大学日本語教員養成課程では、資格取得だけでなく、就職支援にも力を入れています。
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