学芸員課程

学芸員課程

学芸員課程②.JPGのサムネイル画像 学芸員は、博物館や美術館で資料の収集や整理、調査・研究、展示や普及活動などを担当する専門職のことです。別府大学は附属博物館や大分香りの博物館があり、学内で博物館実習が受講できる数少ない大学の一つです。

 一般的に「よい博物館はよい資料を有する」と言われていますが、「よい資料」はまさに学芸員のたゆまない調査・研究によって生み出されるものなのです。学芸員の基本は専門的知識と調査・研究能力ですが、それを博物館事業の中で活用できる実行力と事務能力および企画立案能力、資料取扱いや整理能力が必要となります。また、博物館は学校教育と違い、子供から大人までを対象とした生涯教育施設であるため、それに対応できる教育能力も求められます。昨今ではデジタルコンテンツやインターネットを利用した情報発信にも対応しなければなりません。

 本学の学芸員課程では、前述した能力を充分に習得できるように授業や実習を展開しています。とくに実習では、専門的知識を生かして業務を展開している機関から講師を招いてIPM講習や梱包実習など、実践的な知識と能力が習得できる機会を設けています。
 学芸員資格は博物館で働くだけでなく、文化財専門職としての就職でも要求されることが多いため、文化財行政職を目指す学生もぜひ取得しておいて下さい。
※履修できる学科:史学・文化財学科、国際言語・文化学科、発酵食品学科


学芸員の履修科目(括弧内は単位数)

必修
<16単位>
  • 博物館概論 (2)
  • 生涯学習概論 (2)
  • 博物館資料論 (2)
  • 博物館展示論 (2)
  • 博物館経営論 (2)
  • 博物館教育論 (2)
  • 博物館資料保存論 (2)
  • 博物館情報・メディア論 (2)
6科目選択
<12単位以上選択>

文学部

  • 考古学概論 (2)
  • 文化財科学概論 (2)
  • 世界遺産学概論 (2)
  • 環境歴史学概論 (2)
  • 美術史概論 (2)
  • 民俗学概論 (2)
  • 文化人類学 (2)
  • 美術工芸学 (2)
  • アーカイブズ論Ⅰ (2)
  • アーカイブズ論Ⅱ (2)
  • 日本文学史 (2)
  • 日本美術史概論 (2)
  • 東洋美術氏概論 (2)
  • 西洋美術史概論 (2)
  • 人類学総論 (2)
  • 文化財保護論 (2)

発酵食品学科

  • 基礎化学 (2)
  • 医学概論 (2)
  • 分析化学 (2)
  • 香料学概論 (2)
  • 食品分析学 (2)
  • 調味食品学 (2)
必修
<2(3)単位>
  • 博物館実習Ⅰα(1)
  • 博物館実習Ⅱβ(1)
  • 博物館実習Ⅲ(博物館実習)(1)

詳しい学芸員資格の履修科目や取得方法は下記のPDFをご覧ください