専攻科初等教育専攻


専攻科初等教育専攻の概要

即担任も任せられる実践的なカリキュラム

専攻科初等教育専攻

初等教育専攻では、修了時に4年制大学卒業生と同等の「学士(教育学)」を取得※し、合わせて、小学校教諭一種免許状・幼稚園教諭一種免許状を取得することができます。

学校現場での経験豊かな教授陣が行う理論科目や実技科目をベースに、実践的な能力を高めるため、充実した実習を学校現場で行います。特に「ICT 機器活用」については、実践的で有効な活用について実際に先生の立場や子どもの立場で使いながら身に付けていきます。幼児期から連続した教育を学ぶため、全員が大学附属の幼稚園・小学校で各2週間の教育現場実習を行います。さらに、2年次には別府市内の小学校のベテラン教師(マイスター)に師事して「教育実践演習」の科目として30日間研修を受けます。これらの実習を通じて、着実に教育力・指導力を身につけた教師の卵を育てます。現在、小学校教員の世代交代が始まっており、卒業生が小学校教員になる夢を実現しています。

※学位を取得するには大学評価・学位授与機構認定が行う審査(手続き)に従い、合格することが必要です。学位が認められた上で小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許の取得が可能になります。

学びのポイント

POINT1

学位取得により、小学校教諭一種免許・幼稚園教諭一種免許の取得を目指す2年間の実力のつく教育課程が組まれている

POINT2

大学改革支援・学位授与機構の認定専攻科及び「特例認定校」により「学士(教育学)」の学位を取得することができる

POINT3

これからの教員に求められる資質や能力・技能、社会的ニーズを見につける教育内容を柔軟に取り入れている

専攻科の特色

現場のニーズに応える" 教育マイスター研修 "

本専攻科は、大分県で唯一、"教育マイスター研修"を実施しており、現場で働くベテラン教員の下で長期間(30日)の教育現場研修を実施しています。現場のニーズを取り入れ、児童など学校現場の実態に即した実践的なカリキュラムは、教育現場から高く評価されています。

講義ピックアップ

指導法演習(国語・社会・算数など10科目)

各自が仮指導案を作り、当番制で模擬授業を実施します。学年や題材を変えてこれを繰り返し、誰もが主な題材の指導案作成と授業ができることをめざします。その中でICT機器やソフトを適宜活用しています。

生徒指導特論

問題行動への対応について事例を基にしたディスカッション、予防的な生徒指導としての構成的グループ・エンカウンターやソーシャルスキル教育など、体験的に学ぶ機会を設け、学校での実践にすぐ活用できる授業を展開しています。

教職実践演習

別府市の教育委員会と連携し、2年次後期に市内の小学校のベテラン教師の指導の下、週30日の「教育マイスター研修」を主体とした授業です。学生の研修期間中は、指導教員が訪問指導に当たり、研修期間終了後は大学で事後指導として研修成果をまとめます。

専攻科初等教育専攻 履修モデル

1年前期

科目区分 科 目
専門科目 教科及び教科の
指導法に関する
科目
◎教科特講「国語Ⅱ」「算数Ⅰ」「理科」
◎指導法特論「国語」「社会」「算数」「理科」「外国語」「音楽」
教育の基礎的会に
関する科目・
教育実践に関する
科目
◎教育相談特論 ◎道徳教育原論
◎実習指導Ⅰ ◎表現と鑑賞    

1年後期

科目区分 科 目
専門科目 教科及び教科の
指導法に関する
科目
◎指導法特論「家庭科」「図画工作」「生活科」「体育」
◎教科特講「国語Ⅰ」「算数Ⅱ」「外国語」「社会」
教育の基礎的会に
関する科目・
教育実践に関する
科目
◎総合的な学習の時間及び特別活動道徳論
◎教育職特論 ◎教育課程特論 ◎表現と鑑賞
◎教育行政学 ◎教育原論 ◎教育現場実習Ⅰ、Ⅱ(幼・小)
◎教育心理学特講 ◎教育実践演習

2年前期

科目区分 科 目
専門科目 幼稚園教諭1種
免許に関する科目
◎心と健康 ◎言葉と児童文化 ◎こどもと環境
教育の基礎的会に
関する科目・
教育実践に関する
科目
◎特別支援教育総論 ◎人間関係論 ◎教育評価・統計法
◎教育の方法と技術 ◎ICT活用の理論と方法 ◎修了論文

2年後期

科目区分 科 目
専門科目 幼稚園教諭1種
免許に関する科目
教育の基礎的会に
関する科目・
教育実践に関する
科目
◎子どもと表現
◎教育マイスター研修
◎人間関係論
◎プレゼンテーション技術
◎修了論文

取得できる資格(学士「学位記」を取得することによる)

  • 小学校教諭一種免許状
  • 幼稚園教諭一種免許状

卒業後の進路