コース概要
グローバルな時の流れを歩む
日本の歴史に大きな影響を与えているヨーロッパやアジアの歴史・文化について、ローマ史を中心とする西洋史、中国史を中心とする東洋史および古代中南米史・古代文明史を中心とする文明史の領域で学びます。文献史料を用いた教室での学習に加え、世界各地へ研修旅行に出かけ、現地の歴史を実地に体験します。
コースの特色
歴史の舞台を訪ねる海外研修
2年に一度、約1週間の海外研修を実施しています。希望者のみ参加となりますが、大学の中だけでは学べないことを学ぶチャンスです。ぜひ積極的に参加してください
近年の研修先
- 2011年度 スペイン
- 2013年度 メキシコ
- 2015年度 イタリア
- 2017年度 中国
- 2019年度 北イタリア・南フランス
私の大学生活
深い、深すぎる
授業では分野ごとに専門の先生が教えてくれます。その分野は多岐にわたり、どれも本当に面白いです。歴史に関することでも、マヤ文明などを扱う授業や美術や建築に関する歴史など高校では学べない分野もたくさんあって、人間の辿ってきた歴史そのものという感じがしますね。
研究会活動
1年生のころから女性史研究会に所属しています。授業とは別に週に1回集まって、自分の興味があるテーマについて調べています。女性史研究会では女性にまつわることすべてが研究対象になっています。特定の人物でも良いですし、女性の服飾でもなんでもOKです。私はナイチンゲールの歴史について調べており、興味のあることを思い切り学べるのが研究会の良いところです。
東洋と西洋
私の専門は西洋なのですが、授業では東洋の歴史について学ぶこともできます。学んでいくうちに東洋と西洋の違いも見えてきます。東洋は中国が広大な土地を占め、中国の中で争いが続いていくのに対して、西洋は他国との距離が近くて、何か出来事があると周りにすぐ影響するのが面白いですね。
こんなに英語が大切だなんて!
昔から世界の偉人伝や世界史が好きで別府大学に進学しました。高校のような感じで勉強できると思っていたら意外と英語の文章が多かったんです。英語は少し苦手だったので、ひたすら翻訳の練習をしました。おかげで英語を読む力も向上しましたし、多くの情報を得られるようになりました。
私の研究
世界史の中でも、より生活に密着した食文化について研究したいと思っています。今でこそ世界三大料理として有名ですが、以前はただ食材を焼くだけ、煮るだけという調理方法でした。後にイタリアの食文化がフランスに入ってきたことをきっかけに、今のような食文化まで発展しました。当時の暮らしや時代背景を考慮しながら、食文化の変遷を研究できたらと思っています。
海外研修
海外研修でイタリアとフランスに行きました。建築物や彫刻、大聖堂でのお祈りなど文化の違いを感じましたし、歴史そのものが目の前にある感動は言葉では言い表せないものでした。純金やステンドクラス、絵画などで煌びやかな宮殿は、どれだけその土地が栄えていたか一目でわかります。それでもその宮殿の見えないところは、コンクリートを打ちっぱなしただけの廊下があったりして、見栄を張るのは時代も人種も違えど同じだなと思いました。
講義ピックアップ
世界史講義2(アジア史)
中国史上初の「統一」の時代である秦漢時代について学びます。この時代には「皇帝」号や「天下」観などさまざまなものが形成されました。秦漢時代の政治・社会の特質と、後世への影響について考察します。
世界史の基礎1(西洋史)
古代から近世初頭までのヨーロッパの歴史を概観し、現在の西洋社会の仕組みがどのようなプロセスを経て形成されたのかを考察します。
世界史特講3(西洋史)
古代ローマ時代のイタリアについて詳しく見てゆきます。具体的には、ローマによるイタリア制圧の過程やローマとイタリア諸都市との関係、ローマ帝国におけるイタリアの地位の変化について考察します。
専門演習2(文明史)
古代から近世までの西洋の歴史を、英語文献を通じて学びます。基礎的な史実を踏まえ、興味深い様々なエピソードを知ることで、歴史的事項をより深く理解できるようにします。と同時に、英文の構造を考えながら深く読み込むことで、論理的思考力を涵養します。
履修モデル
1年
科目区分 | 科 目 | |
---|---|---|
教養科目 | 基礎ゼミ | ◎導入演習 ◎基礎演習 |
学際科目 | ◎大学史と別府大学 ◎キャリア教育Ⅰ ◎インターンシップ基礎 ◎市民生活とアーカイブズ |
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人間と文化の 探求 |
◎文学 ◎世界文化史 ◎心理学Ⅰ ◎体育実技Ⅰ ◎体育実技Ⅱ ◎スポーツと健康 |
|
現代社会の 多面的理解 |
◎法学(日本国憲法) ◎国際文化論Ⅰ ◎社会生活概論 | |
科学と情報 | ◎情報リテラシーⅠ ◎数理データサイエンス入門 | |
国際理解の ための言語 |
◎英語1 ◎英語2 ◎フランス語基礎1 ◎フランス語基礎2 | |
専門科目 | 共通専門科目 | ◎文化人類学 ◎世界遺産学概論 ◎環境歴史学概論 |
学科専門科目 | ◎日本史の基礎1 ◎日本史の基礎2 ◎世界史の基礎1(西洋史) ◎世界史の基礎2(東洋史) |
2年
科目区分 | 科 目 | |
---|---|---|
教養科目 | 学際科目 | ◎インターンシップⅠ ◎九州学 ◎災害支援と防災対策 |
人間と文化の 探求 |
◎哲学 ◎生命倫理学 ◎歴史学 ◎科学史 | |
現代社会の 多面的理解 |
◎社会学 ◎経済学 ◎行政学 ◎ボランティア活動論 | |
科学と情報 | ◎生物学 | |
国際理解の ための言語 |
◎英語1 ◎英語2 ◎フランス語基礎1 ◎フランス語基礎2 | |
専門科目 | 共通専門科目 | ◎博物館概論 ◎デジタルアーカイブズ |
演習科目 | ◎発展演習1 ◎発展演習2 | |
学科専門科目 | ◎アーカイブズ論1 ◎アーカイブズ論2 ◎世界史講義2(アジア史) ◎世界史講義3(西洋史) ◎世界史講義4(文明史) ◎史学概論 |
3年
科目区分 | 科 目 | |
---|---|---|
教養科目 | 学際科目 | ◎キャリア教育Ⅱ |
国際理解の ための言語 |
◎TOEIC1 ◎TOEIC2 | |
専門科目 | 共通専門科目 | ◎まちづくり特論 |
演習科目 | ◎専門演習1(西洋史) ◎発展演習2(西洋史) | |
学科専門科目 | ◎博物館実習 ◎アーカイブズ管理論 ◎歴史地理 ◎法制史 ◎国際交渉論 ◎地誌学 ◎文化財保護論 |
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コース専門 科目 |
◎世界史特講2(アジア史) ◎世界史特講3(西洋史) ◎世界史特講4(文明史) |
4年
科目区分 | 科 目 | |
---|---|---|
専門科目 | 共通専門科目 | ◎地方行政論 |
演習科目 | ◎卒業演習1(西洋史) ◎卒業演習2(西洋史) | |
コース専門 科目 |
◎卒業論文 |