別府市と株式会社伊予銀行は、2019年9月に観光振興連携協力の協定を締結し、別府と松山の観光を軸とした地域活性化に取り組んでいます。
　昨年度その一環として、松山短期大学と連携し「地域デザイン論Ⅰ（担当：森田正大講師）」の講義を通じて、松山短期大学の学生が松山市や別府市の交流を促進する観光振興施策を考案しました。本学も別府市から依頼を受け、飯沼賢司教授が「地域デザイン論Ⅰ」で講義も行い、別府市と松山市のとの連携に協力をしました。また、これをきっかけに、「温泉学概論」では松山短期大学の黒田明良教授に講義をしていただき、本学ギャラリーでの「別府・松山交流展」の開催につながりました。
　昨年度に続き、今年度は「地域デザイン論Ⅰ」に別府大学の学生も参加し、相互に若者を誘客する動画制作を行うことになりました。地域連携PBLの授業として参加希望者を募集し、4月8日の説明会からスタートしました。現在2年～4年生の大学生16名が参加しており、4チームに分かれて活動を行っています。
　動画制作を前に、学生たちはオンランで「地域デザイン論Ⅰ」を受講。4月28日（木）の講義では、飯沼賢司教授が「別府温泉と道後温泉歴史・つながり」をテーマに講義を行いました。
　また本学独自の取り組みとして、5月17日（火）に別府市観光課の後藤寛和氏と別府市観光協会の田中伯尚氏に「別府の観光最前線」としてお話をいただき、5月21日（土）には、別府駅前や鉄輪エリアを巡る市内リサーチも実施し、学生たちは動画のイメージを膨らませていきました。また、本学卒業生で動画制作ディレクターの三重野健司氏に協力をいただき、動画講習会も実施しています。
　そして、6月19日（日）には、八幡浜－別府間を結ぶ宇和島運輸フェリーの新造船「れいめい丸」の就航を記念した見学会が八幡浜港と別府港で開催されました。宇和島運輸フェリーの協力のもと、相互に学生が海を渡り、別大生は八幡浜港会場、松山短大生は別府港会場で観光のPRを実施しました。見学会に参加した別大生5名は、八幡浜－別府間のフェリー旅を経験し距離の近さを感じるとともに、八幡浜港では愛媛の方々のあたたかさにも触れ、愛媛を身近に感じられるようになったようです。なお見学会の前日から松山短大生5名と森田先生が来別し、18日（土）には、松山短大生と別府大学生と一緒に鉄輪散策も行うなど交流を深めることができました。
　動画は7月21日にオンラインで両大学をつないで発表する予定になっています。それぞれチームが動画完成に向け、制作に熱が入っています。

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• 松山短期大学の「地域デザイン論Ⅰ」で飯沼学長がオンラインで講義を行いました（2021年6月10日）
  https://www.beppu-u.ac.jp/topics/course/2021/007520.php

• 別府・松山交流展（2022年1月 7日）
  https://www.beppu-u.ac.jp/event/2022/01/007762.php
  
  

 

[投稿日:2022年6月28日]