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松山短期大学の「地域デザイン論Ⅰ」で飯沼学長がオンラインで講義を行いました

松山短期大学の「地域デザイン論Ⅰ」で飯沼学長がオンラインで講義を行いました

 株式会社伊予銀行と別府市は2019年9月に「観光振興連携協に関する協定」を締結し、観光振興を軸とした地域の活性化に取り組んでいます。今回その一環として、松山短期大学の協力のもと、同大の学生たちがコロナ収束を見据え、松山市と別府市の観光施策について提案することになりました。
 松山短期大学の森田正大講師が担当する「地域デザイン論Ⅰ」で取り組まれ、全15回の講義の中で、松山市と別府市の観光に携わる団体・企業の方がそれぞれの取り組みを紹介し、その後学生たちはリサーチを重ね施策をプレゼンテーションをするようになっています。4月からスタートしており、4月29日に実施された3回目の講義では、本学の飯沼賢司学長が「別府温泉と四国を結ぶ ~日本温泉文化の聖なるライン~」として、オンラインで講演いたしました。
 飯沼学長は講演の中で、伊予国風土記には、道後温泉の源泉は別府の温泉と記されていることや、道後温泉にゆかりの一遍上人が別府の鉄輪温泉を拓いた伝説、大正時代に別府を日本一の温泉地として全国に広めた油屋熊八(愛媛県宇和島市出身)の活躍について説明するとともに、本学の「別府"温泉"大学」取り組みなどを紹介しました。
 講義を聞いた学生からは、「一遍上人や油屋熊八について初めて知りました。松山と別府の地域振興を考えるにあたり、双方の歴史などを知ることが大切だと感じました」「別府と松山のつながりが思った以上に深いことを知りました」「松山と別府に共通点があることに関心を持ちました」「キャンパス内にも温泉があるなんてすごい」などの感想が聞かれました。5月13日には、別府市観光協会の田中伯尚氏、別府市観光課の後藤寛和氏も別府の観光の取り組みについて講義を行いました。
 別府市と松山市は地理的・歴史的にもつながりが深くあります。今回の機会を通じて、改めて別府市や松山市の観光が促進されるとともに、大学間の連携につながっていくことを期待しています。


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[投稿日:2021年6月10日]