トピックス

「学内の設備を利用した文化財の自然科学的調査・3D計測等のセミナー」を開催しました。

「学内の設備を利用した文化財の自然科学的調査・3D計測等のセミナー」を開催しました。

 4月21日(土)、別府大学歴史文化総合研究センターにおいて、「学内の設備を利用した文化財の自然科学的調査・3D計測等のセミナー」を開催しました。本セミナーは、自治体等の専門職員の皆様を対象に、私立大学研究ブランディング事業で導入した機器と既存の機器を利用し、操作等をしてもらう目的で実施しました。
 当日は、3団体の参加(熊本市博物館1名、熊本城調査研究センター1名、㈱九州文化財研究所2名)があり、それぞれの要望に応じて工業用X線透過装置、ハンドヘルド蛍光X線分析装置、3Dスキャニングレーザーを使用し、遺物の試験や計測を一緒に行いました。具体的には、熊本城石垣の石材を対象としたデジタルマイクロウォッチャーによる観察及び、ハンドヘルド蛍光X線分析装置による計測、銅銭と土器のX線透過試験、スキャニングレーザーを用いた化石の3D計測及び3Dデータ作成を行いました。
 今後も九州の文化財専門職の調査研究能力向上のため、このようなセミナーを企画していきたいと考えています。

DSC_4164.JPGDSC_4195.JPG

 

[投稿日:2018年4月23日]