【高大接続】「甘酒の味の数値化に関する測定と分析」を行いました(大分西高等学校)
本学の発酵食品学科は、「高大接続」の観点から高校「理科」や昨年新設された「理数科」・「総合的な探究の時間」のサポートを行っています。去る8月7日(月)大分⻄高等学校の安藤桜さん(3年生)と教員1名が本学を訪れ、「甘酒の味の数値化に関する測定と分析」の実験を行いました。大分⻄高等学校では、探究学習として各自でテーマを設定し研究に取り組んでおり、安藤さんは「大分県の特産品はだか⻨で甘酒を作る」をテーマに研究をしています。今回は本学発酵食品学科の陶山教授の協力・指導のもと、自作した原料の違う5種類の甘酒(白米・もち⻨・麹・黑米・はだか⻨)を味認識装置(味覚センサー)で分析し、6つの味(うま味、甘味、酸味、塩味、渋味、苦味)の数値化測定を行いました。安藤さんは普段使ったことのない実験機材に少し手間取りながらも、熱心に実験を進めていました。
実験を終えた安藤さんは「専門的な機器で数値を出すことは高校では難しいので、大学の協力なしでは成立しない研究だったと思います。数値が出たら、穀物によってどのような違いがあるのかを比較したいです」と、今回の感想を話してくれました。安藤さんには今回の学習を今後の研究に役立てていただくことを期待したいと思います。
[投稿日:2023年8月19日]