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【国際言語・文化学科芸術表現コース】今年のテーマはSDGs「写真を撮りたくなる駅プロジェクト」

【国際言語・文化学科芸術表現コース】今年のテーマはSDGs「写真を撮りたくなる駅プロジェクト」

 本学国際言語・文化学科では2017年より「写真をとりたくなる駅プロジェクト」として、芸術表現コースの学生が別府駅にアート作品を制作しています。6回目の展示となる今年は、SDGsをテーマに「SDGs PET bottles&木 」を制作しました。本作品は、長浜桂子講師が企画・デザインし、芸術表現コースの学生たちとともに作品を作り上げました。
 大学の購買部、事務局、清掃業者にペットボトルの回収協力を依頼し、廃棄予定のペットボトル1,500本を集め、その中から作品のイメージに合う形状のペットボトルおよそ600本を使用し、また、昨年、別府駅に展示したアート作品「猫ん芝居」に使用した木製の台も素材として再利用しました。
 ペットボトルは、ラベルを剥がして洗い、光を受けると、まるで宝石のように透明感のある輝きを放ちます。見る角度によって光の当たり方が変わり、作品の様々な表情を見ることができます。素材本来の美しさを感じつつ、SDGsについて考えるきっかけとなれば幸いです。作品は12月上旬まで別府駅中央改札のエスカレータ横に展示されます。別府駅を訪れた際はぜひご覧ください。
(メイン写真:左からJR別府駅 園田助役、金孝源准教授、近藤美羽さん、長浜桂子講師)

「SDGs PET bottles&木 」 

デザイン・企画・指導監修コメント:長浜桂子(別府大学非常勤講師)
IMG_3167.jpg SDGsと言う言葉を耳にする機会が増え芸術表現コースでも制作を通してそ事を考える機会が増えてきました。
 ペットボトルは私たちの暮らしに非常に身近なものとして存在していますが、その形状や素材の持つ美しさに着目することは多くはありません。人工物であるペットボトルは光を透過することで不思議と温かみを感じさせ、また集積することで形状を変え性質までも変容させる興味深い素材です。対極の関係にある木材を組み合わせることで人工物と自然物が作りあげる「調和」を模索した作品となりました。
 駅を利用する方々に温かみのある環境を感じていただければ幸いです。

デザイン・企画・実作指導:長濱桂子(別府大学非常勤講師)
授業指導:金孝源(別府大学准教授)
実作製作:
 別府大学国際言語・文化学科芸術表現コース
 2年/今川瑞希、内野愛菜、岡本祐衣、甲斐泰斗、末吉伸行、竹原小蓮、竹中実玖、手柴杏、手嶋茜
 3年/河村春香、近藤美羽 


プロジェクトはとんぼテレビと大分合同新聞に掲載されました。
毎年、場所を提供下さるJR別府駅、船越駅長および駅員の皆さまに心より感謝申し上げます。

 

[投稿日:2022年10月28日]