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"ジモ泉"で学ぶ、別府の温泉

 本学史学・文化財学科1年生の6~7割は県外出身者です。学生時代の貴重な4年間を別府で過ごすのであれば、観光で訪れることとは異なる形で温泉と付き合ってもらいたいものです。おんせん県おおいたの中心である別府で暮らしているのに温泉に入ったことがない、温泉のことや別府という街のことをよく知らない、というのは、「画竜点睛を欠く」ことだと言えます。

IMG_3269.JPGのサムネイル画像 今回、史学・文化財学科の藤森千博講師が担当する導入演習(班別演習)において、別府の温泉について知る「温泉に関する講義」が、南石垣公民館を会場に開催されました。南石垣公民館は、1階が「南石垣温泉」で住民が運営する共同温泉になっており、公民館と共同温泉が併設する別府ならでは"ジモ泉"スタイルになっています。藤森講師が南石垣温泉の組合員で、毎日温泉を利用している縁でこの講義が実現しました。

 当日は、史学・文化財学科の1年生を中心に10名(全員県外出身者でした)が参加しました。講義ではまず、南石垣温泉組合長の橋本喜一氏から「南石垣温泉」の歴史や運営体制についてお話いただきました。続いて、別府市観光協会の松尾正平氏から別府の観光、特に毎年4月に開催される「別府八湯まつり」について、最後に別府市観光戦略部温泉課の中村賢一郎氏より別府市の温泉の歴史や泉質について説明していただき、今話題の「湯~園地」の概要も紹介いただきました。

 別府ならでは温泉文化を実際に訪ね、地域の方たちから学ぶことで、別府への理解や興味を深める機会になったことと思います。4年間の学生生活の間に、ぜひ市内各地の温泉を訪ねてもらいたいものです。

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[投稿日:2017年6月 1日]