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文化財セミナー「災害史研究の最新動向―気候変動と火山噴火―」を開催しました

 平成29年11月12日(日)に、別府大学文化財セミナー「災害史研究の最新動向―気候変動と火山噴火―」を開催いたしました。本学文化財研究所では、市民公開型のセミナーを各地で毎年実施しています。今年は、4年ぶりの本学開催となりました。
 昨年4月には、別府由布両市に大きな被害をもたらした熊本・大分地震が発生し、本学でも開学以来の被害を受けました。さらに本年7 月には、九州北部豪雨による朝倉・日田の水害、9月の台風18号豪雨による臼杵・津久見・佐伯の水害の発生は記憶に新しいところです。また本学の立地する別府市は温泉地として有名ですが、それは同時に足下に火山地帯が控えていることの証でもあり、火山災害のおそれも念頭を離れません。そこで、今回のテーマは「災害史研究の最新動向―気候変動と火山噴火―」とし、古気候学と、火山学の最新の研究動向を、各分野の専門家にうかがい、それに伴う災害などの日本史に及ぼした影響と対応の歴史について、また歴史学と考古学研究における具体的な影響を、中世史の荘園研究の分野と群馬県榛名山麓の遺跡調査の分野からも報告していただきました。
 なお、本セミナーは、昨年から実施している文部科学省の補助事業「私立大学ブランディング事業」の一環としても開催し、その取組や、その活動についても説明しました。

 
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[投稿日:2017年11月20日]