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国際フォーラム「地域文化の再発見-大学・地域文化の視点から」を開催しました

国際フォーラム「地域文化の再発見-大学・地域文化の視点から」を開催しました

 平成29年10月21日(土)・22日(日)、本学において、国際フォーラム「地域文化の再発見」が開催されました。主催の国立民族博物館は、本学の地域との連携、文化遺産の保存活動に注目しており、本学との共催事業としてフォーラムを開催する運びとなりました。主たるテーマは「災害と文化遺産」、「地域文化の再発見・継承」、「大学・博物館の果たす役割」などです。内容は、九州の文化財・文化遺産保護の大学拠点をめざす本学にふさわしいものとなりました。
 今回のブランディング事業では、先端機器の導入と自治体との連携によって、災害時の復興のための基礎調査、文化財保存へのデータ蓄積の面は、進み始めました。このフォーラムでも、渡辺智恵美教授が「文化財保存における大学の役割」という報告で、この面からの大学の取り組みを紹介しました。一方、これまで別府大学の環境歴史学、民俗学の面が進めてきました国東半島の田染荘、あるいは、竹田市等進めてきた伝統的景観の保存、民俗文化財の保存をどのように、この事業との関連で、今後展開させてゆくかが課題となっていました。本国際フォーラムでは、災害と文化財の観点から地域のアイデンティティの再生をどう考えるかをテーマにしたので、別府大学の環境歴史学、民俗学の成果も報告し、国際的比較の中で、今後の展開を考える絶好の機会となりました。

 
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[投稿日:2017年10月30日]