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【食物栄養科】「あそんで まなんで サバイバーズ文化祭」に参加しました

【食物栄養科】「あそんで まなんで サバイバーズ文化祭」に参加しました

 令和6年3月2日、日出町保健福祉センターで「あそんで まなんで サバイバーズ文化祭」(主催:がんサポートグループCunaJuego)が開催されました。
 このイベントは、がんを経験した「がんサバイバー」によるがん知識の普及啓発や情報交換を目的としており、(独)国立病院寄稿別府医療センター院長の矢野篤次郎先生の講演、医療関係者による医療体験コーナー、大分県警察音楽隊の演奏などが行われ、450名以上が来場しました。
 本学短期大学部食物栄養科は、食事療法研究会に所属する学生4名が「栄養士の卵が作るサバイバーのおいしいごはん」のコーナーで参加しました。研究会で食欲がない時でも食べやすい食事のレシピを考案し「小松菜のシフォンケーキ」「南瓜のポタージュスープ」「押し麦入りミネストローネ」「大根のサムゲタン」の4品を参加者の方々に試食していただきました。いずれのメニューにも「飲む点滴」と言われる糀の甘酒を加え、食事が思うように進まない時でも栄養を補うことができ、免疫力を高められるように工夫しました。また学生による研究発表として、4品のメニューのポイントや「がんの予防や進行を抑えるための食習慣」を説明しました。
 70食分ほど準備した食事が30分ほどですべて提供し終わり、サバイバーの方以外にも赤ちゃんや小さな子どもさんが、保護者の方と一緒に美味しそうに試食されている姿が印象的でした。アンケートには「美味しかった」「子どもにはサムゲタンは無理だと思ったのに気に入ったようで、レシピを見て家でも作ってみます」といった嬉しい声が寄せられました。参加学生はがんサバイバーの方とコミュニケーションを持つことで、栄養士の仕事の一端を経験することができ、医療施設で働く栄養士という夢に向かってより一層気持ちを強くしたようです。

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[投稿日:2024年4月 1日]