第2回音楽鑑賞会「大島文子(クラリネット)・大島直子(ピアノ) デュオリサイタル」 を開催しました

7月1日(金)、本年度第2回目の音楽鑑賞会「大島文子(クラリネット)・大島直子(ピアノ) デュオリサイタル」 を大分キャンパス文化ホールで開催いたしました。
文子氏(妹)は、ニューヨークを拠点に活躍するクラリネット奏者、直子氏(姉)は14歳で渡仏しピアノの研鑽を積まれたという経歴のピアニストです。大胆かつ繊細なクラリネットと激しくかつ羽のように音の舞うピアノ、そんなお二人が自然にハーモニーを育んでいくという大島ワールドに魅了されたコンサートでした。
姉妹は、管楽器とピアノで「詩」を奏でるという活動に意欲的に取り組んでおられ、「お菓子と娘」「不来方の」「箱根八里」「赤とんぼ」「からたちの花」などの「日本の歌」の演奏では、観客は二人の奏でるメロディーにゆったりと身を任せ、日本の原風景に思いを馳せていました。
2008年に、姉妹で「日本の歌」のCD「十五の心」をリリースしていますが、尾崎豊の「15の夜」、アンジェラ・アキの「手紙~拝啓十五の君へ~」も記憶に新しく、お二人が「不来方の」(石川啄木)の十五の心に共感したことが推察されます。
コンサートに参加した学生からは、「一つ一つの音に心が込められている」「息を吸う音、のびやかな演奏に目が離せなかった」「躍動感がある演奏で迫力があった」「優しい音にも存在感があった」等の素敵な感想が寄せられています。
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[投稿日:2016年7月 5日]