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【学生および保護者の方々へ】5月後半以降の大学の対応について(2020.05.15更新)

 政府は、5月4日に今月終わりまで全国に向けた緊急事態宣言の継続を決定しました。しかし、全国では感染者数は確実に減少してきており、14日には特定警戒地域の一部(福岡県・茨城県・愛知県・岐阜県・石川県)と大分県を含む特定警戒以外の34県の緊急事態宣言が解除されました。これを受け、大分県は、すでに11日から県立学校を分散登校で再開していましたが、引き続きこれまでの感染防止策を継続しながら、6月からは通常の学校運営に移ることを示し、柔軟な対応を開始することになりました。
 大学は、4月15日に開講し、4月20日から遠隔授業を開始しました。5月8日現在、別府大学の授業開講数1876のうち1706が遠隔授業で実施され、遠隔授業の開講率は90.9%になっています。

① 対面授業でしかできない実習や遠隔授業の実施が困難な授業等の実施が課題となっていますが、これらについては、遠隔授業を継続しながら、5月最終の週から学科単位で分散的に試行的に開始し、6月から計画的に実施する予定です(6月からの予定は後日在学生ポータルに掲載)。

② 卒業年次生は卒業論文・卒業研究・修了論文等のために、図書館は、5月18日から滞在時間や人数を限って予約制で入館を許可します(詳細はこちら)。同じく5月18日から卒業年次生の就職面談も予約制で応じます(詳細はこちら)。

③ 健康診断は、大学は、1年生は後期に延期しますが、2年生以上は、5月19日から28日の間で5日間を確保し時間を分けて分散実施します。但し、短大は、全学年で実施します。また、麻しん・風しんの抗体検査が必要な学生には5月16日に実施します(詳細はこちら)。

 新型コロナウイルス感染症の感染防止に配慮しつつ、学生諸君の修学機会をしっかり確保するために遠隔授業を維持しつつ段階的に対面授業の再開を進めて行きたいと考えます。学生の皆さんも、新型コロナウイルス感染症への対策を十分とったうえで、登校の準備をお願いします。

 最後に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で修学が困難になる学生さんも数多くいると思います。家計急変の学生への緊急支援策を大学法人として別に発表します。本学は、この事態が原因で勉学の機会を失うことがないようという決意をもって進めています。大学としては、奨学金など学生支援のためのさまざまな制度を充実させて参りますので、お気軽にご相談ください(連絡先 大学事務局学生課 0977-66-9622)。
 学生ならびに保護者の皆様には、本学の学生への修学機会の確保と学生支援の考え方についてご理解いただき、この危機を共に乗り越えてゆきたいと存じます。

別府大学学長 飯沼賢司
別府大学短期大学部学長 仲嶺まり子

 

[投稿日:2020年5月15日]