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晴れ晴れとした寂しさ<国際言語・文化学科卒業論文発表会>

晴れ晴れとした寂しさ<国際言語・文化学科卒業論文発表会>

 国際言語・文化学科では、2月8日(水)に本学メディア・ホールにて「令和4年度・卒業論文発表会」を開催しました。コロナ禍で昨年はZoomでの開催でしたが、2年ぶりに対面での実施が可能となり、各コースの代表者が4年間の学修の成果を発表しました。
 いずれも非常に秀逸な発表で、学科の教員からはそのレベルの高さを称賛する声が聞かれましたし、発表を聴いた3年生は「来年の卒論執筆の参考になった」、「自分も先輩たちのように頑張りたい」と述べていました。
 4年生は2年次からコロナ禍に翻弄され続けてきました。突然の授業中断に始まり、オンライン授業にマスク越しの授業。しかしそんな環境にも挫けることなく、彼らは自らの学習や研究に日々打ち込んできました。
R4年度国際言語卒論発表会サブ その成果を発表できたこの日は、発表した学生にとっても教員にとっても達成感に満ちた誇らしい瞬間でしたが、同時に、ほんの少し「寂しい」気持ちもあります。彼らの学習や研究はいったんここで終了します。晴れ晴れとした達成感は、大学生活の終幕の寂寥とともにありました。
4月から様々な場所で彼らは社会人として活躍します。「自分の好きなことを深く追求した4年間」で彼らが得たことが、それぞれの場で、十分に活かされることを祈っています。

 発表者とタイトル 

Ⅰ 日本語・日本文学コース
宮邉幸平 太宰治研究 ―女性独白体小説に見る作家の「葛藤」と「メッセージ」―
伊藤千咲 慣用句の意味変化に関する研究 ―SNSでの用例の分析を通じて―
Ⅱ 英語・英米文学コース
黑川草   Alicia Elliottの"Unearth"の研究 ―カナダ先住民の歴史を踏まえて―
小原悠晴 早口言葉の通言語的研究 ―音韻構造と言いよどみ・言い誤りの関係―
Ⅲ 芸術表現コース
阿比留巧 『進撃の巨人』におけるオノマトペの研究

 

[投稿日:2023年2月17日]