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【史学・文化財学科】「導入演習」で『温泉講義』を実施しました

【史学・文化財学科】「導入演習」で『温泉講義』を実施しました

 4月23日(火)4限時、史学・文化財学科「導入演習」において、別府市役所温泉課、別府市観光協会、南石垣温泉組合の協力の下、『温泉講義』を実施しました。

 この講義では、まず別府市役所温泉課仁田原様から「温泉とは何か」という根本的な問いから別府の温泉の特性に至るまで、温泉に関する様々なお話を伺いました。次に別府市観光協会佐藤様から別府で行われている様々なイベントについて、ご紹介を頂きました。最後に、「ジモ泉※1」のひとつである南石垣温泉について、前組合長橋本様に紹介していただきました。別府には様々な泉質の温泉があること、別府の温泉湧出量が全国でもずば抜けて多いこと、毎年春に開催される「温泉まつり」のユニークさ、別府八湯以外にも「ジモ泉」が100か所以上あることなど、様々なお話を伺いながら別府についてより良く知ることができました。

 史学・文化財学科に入学する学生の半数以上は県外出身者です。これまでに、観光で別府を訪れることはあったかもしれませんが、大学時代の4年間という貴重な時間を別府で過ごすことになったわけですから、これまでとは違ったスタンスで別府を見つめ、別府と関わり、願わくは別府を好きになってほしいと思います。そしてこの講義がそのきっかけとなることを期待しています。

 講義終了後、「連休中に別府八湯のどこかに出かけて温泉に入り、今日の講義の内容を参照しながら温泉に関するレポートをまとめよ」という課題が出されました。別府で生活をしていながら別府のシンボルともいうべき別府八湯に一度も入ったことがない、というのは、〇〇を入れないコーヒーのようなものです(例えが古いかも...)。
 連休が明け、続々とレポートが届いているそうです。この機会に多くの学生が別府八湯に出かけ、実際に温泉に浸かってくれました。その際今回の『温泉講義』での様々な話を思い出しながら自分なりの視点で温泉を、そして別府を見つめてくれたようです。

※1 地域住民用の温泉で、組合員で運営されている。別府では公民館に併設されていることが多い。

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[投稿日:2019年5月10日]