2月17日（金）に、大学院食物栄養科学研究科の修士論文発表会が行われました。今年度は社会人の野﨑雪美さんが「地獄蒸し釜で長時間蒸したたまごの色およびにおいに関する研究」というテーマで2年間の集大成として完成させた修士論文を発表しました。この日は、大学院教員、大学教員、研究に協力してくださった外部の方にもご参加いただきました。スライドを用いた発表を行った後、質疑応答が行われ、活発な討議が行われました。今回の発表では、鉄輪温泉の地獄蒸し釜で長時間蒸したたまごの着色とにおい成分を明らかにし、その要因についても考察しました。野﨑さんの修士論文は、地獄蒸し釜で長時間蒸した食品の基礎的知見となり、今後の地獄蒸し研究の発展につながる研究になったと思います。

＜野﨑さんコメント＞
　2年間という限られた時間で、たくさんの方のご理解、ご協力をいただき、修士論文としてまとめることが出来ました。在学中にe-温泉マイスターも取得しており、卒業後も、今回得られた結果をもとに、地獄蒸し食品の良さをアピールすることが出来たらと考えています。

[投稿日:2023年3月 9日]