【発酵食品学科・食物栄養学科】海底熟成酒の解析開始
佐伯市鶴見地域では、水産業の新たな基盤づくりを目的とした「真牡蠣養殖と海底熟成酒」の試験事業を行っています。11月に佐伯市内の醸造所の清酒と焼酎および国外のワインを海底に沈め熟成させています。海底でお酒を保管すると、波の揺らぎをうけ通常の陸上保管より速く熟成が進み、味や香りが変化すると言われています。しかし、どのような成分変化が起こるかは不明な点が多くありました。そこで、鶴見地域創生支援協議会と食物栄養科学部が共同で海底熟成酒の味、香り、酒成分の変化を明らかにすることにしました。
本事業では食物栄養科学部発酵食品学科の塩屋幸樹准教授を中心とし、同学部食物栄養学科の中村弘幸准教授と共に、熟成前、短期熟成、長期熟成の味や酒成分の変化を解析していきます。海底熟成酒は2022年3月に陸揚げする予定です。
[投稿日:2021年12月20日]