1300年以上続くどぶろく作りに参加しました

杵築市大田の白鬚田原神社では、710(和銅3)年の神社創建以来、約1300年に渡りどぶろくの製造が行われており、毎年秋の大祭(10月17日、18日)ではその年の新米を使用したどぶろくを作り、参拝客に振る舞っています。
今年も9月24日~25日にどぶろく作りが行われ、本学発酵食品学科の学生、教職員20名が参加しました。24日はあいにくの雨となりましたが、町内を流れる峰川で原料となる米を研ぐ作業を行いました。翌25日は朝6時から境内で作業が始まり、洗米した米を蒸し、蒸し上がった米を冷まして、樽に入れ約2,000リットルのどぶろくを仕込みました。
氏子のみなさんと交流しながら伝統あるどぶろく作りを体験できることは、将来酒造や発酵に関する仕事を目指す学生にとって貴重な経験になります。また、神社にとっても、どぶろくの製法伝承や祭りでの神輿の担ぎ手の減少が課題にもなっていることから、この活動を通じて地域の活性化につなげたいと考えています。(本取り組みは「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の一環として、発酵食品学科の塩屋幸樹講師が中心となりすすめています。)
今回参加した学生たちは、大祭当日も神輿を担いだり、どぶろくの振る舞いの手伝いをするようにしています。
[投稿日:2018年10月11日]