宇佐市特産黒大豆を用いた「クロダマルパン」商品化に着手(第一回報告)
10月11日(水)に、(有)別府木村屋パン(別府市上人仲町3-4)の小林隆浩代表取締役(写真前列左)、"クロダマル(※)"の開発研究依頼者であるOOTSU企画の大津雄慈代表(写真前列右)、「クロダマルパン」の商品化に卒業研究で取り組む石垣裕介(写真後列左)、発酵食品学科岡本啓湖教授(写真後列右)の四人が、現在までに基礎研究を終えた「クロダマルパン」の商品化に向けて協議会を行いました。
クロダマル粉を添加した単純な構成成分での食パン製造と、これに並行した物性及び官能検査を行う基礎研究により最適なクロダマル粉添加量が分かりました。更に宇佐パン粉(有)の協力を得て商品化に向けた改良と、その都度の発酵食品学科学生・教員や外部の方々をパネラーとした官能検査を積み重ねることで美味しい「クロダマル丸パン」が出来上がりました。この段階での「クロダマル丸パン」を小林隆浩代表取締役に試食して頂き、「作りましょう」との快諾を頂き、今回の協議会開催に至りました。
本協議会では、研究結果を土台に、どういう形のパンを作るか、どんな種類のパン(菓子パン又は調理パン)にするか等について協議しました。さてどのようなパンに仕上がるのでしょうか。次回報告を楽しみにお待ち下さい。
※クロダマルとは...九州など暖地向けに育成された大粒の黒大豆品種。大分県宇佐市は、クロダマルの有数の産地で、同市ではブランド化を進めています。甘味が強く、アントシアニン、食物繊維、タンパク質が豊富に含まれています。クロダマルの品種の詳細はこちら(農研機構サイトへ)
(報告:発酵食品学科4年 石垣裕介、イラスト:同 内藤遥菜、彩色:同 堀田瑞稀)
[投稿日:2017年10月18日]