令和5年9月15日（金）本学メディアホールにて「2023年度秋季外国人留学生入学式」を挙行いたしました。今年は中国とスリランカから合わせて5名の学生が別府大学へ入学しました。式では友永植学長が「『真理はわれらを自由にする』という建学の精神のもとで真摯に学び、多く友人を作り、豊かなキャンパスライフを送っていただきたいと思います」と式辞を述べました。その後、新入生を代表して国際経営学科1年生のパモド・マドゥランガさん（スリランカ出身）が「地域社会の一員としての自覚と、別府大学の学生として誇りを持ち、有意義な学生生活を送ることを、ここに誓います」と宣誓を行いました。
　新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。皆さんの大学生活が、明るく楽しいものとなることをお祈りしています。

2023年度　秋季外国人留学生入学式式辞

　新入学生の皆さん、ご入学まことにおめでとうございます。本学は皆さんのご入学を心から歓迎いたします。皆さんが遠く母国を離れ、日本での留学を決意されたことに、深く敬意を表したいと思います。
　さて、今年、世界各地で洪水や山火事による大規模な災害が発生しています。恐らくは地球の温暖化と無縁ではないと思います。昨年11月の地球温暖化対策会議「COP27」で、国連のグテーレス事務総長は「私たちはアクセルを踏んだまま、気候変動地獄への高速道路を走っている」と、各国に温暖化対策を訴えました。世界が一つになって地球規模の連携を進めようという時に、世界の現状はどうでしょうか。ウクライナ戦争勃発この方、国々は相互に不信感を強め、連帯意識を失いつつあるように、私には思えます。そのような中、皆さんは進んで外国に留学し、お互いの国が理解し合うための「懸け橋」になろうとしています。とても崇高な志だと思います。これから4年間、慣れない外国暮らしで辛いこと苦しいこともあるかも知れませんが、留学を決意したときの思いを忘れず、皆さんの目的を成就してほしいと思います。それはまた、皆さんの留学を支えてくれるご家族の期待に添うものです。
　本学は1950年に開学し、今年で73年目を迎えています。本学の教育を支えるのは「真理はわれらを自由にする」という建学の精神です。この理念は本学のみならず、世界の人々が共有できる考え方です。皆さんにはこの理念のもとで真摯に学び、多く友人を作り、豊かなキャンパスライフを送っていただきたいと思います。私たち教職員はそれを全力でサポートいたします。
　これまで多くの留学生が本学を卒業し、日本やそれぞれの母国で活躍しています。そして、現在、234名の留学生が本学で学んでいます。そうした先輩に倣い、皆さんが早く本学での生活に慣れ、4年後には無事に学業を終え、それぞれ有為な人材として母国に錦を飾られることを期待し、式辞といたします。

令和５年９月15日
別府大学学長 友永 植

[投稿日:2023年9月15日]