考古学者の賀川光夫先生は、別府大学の史学科(現史学・文化財学科)の創設と大学の発展に尽力されました。先生がご存命でしたら、2023年1月5日で生誕100年を迎えます。
　賀川先生は、本学の前身である別府女子大学の講師として迎えられ、別府大学上代文化研究所(附属博物館の前身)の創設に奔走されました。1963年には、史学科(史学・文化財学科の前身)を創設し、九州大学とともに、数多の発掘、文化財保存事業にかかわり、多くの文化財専門職員や考古学専門家を育成し、九州に別府大学史学科ありという現在の位置付けを確立しました。
　今回、先生の生誕100年を機会に、あらためて先生の学問への姿勢と人柄をたどり、次世代に受け継ぐことを目的として、「森の人賀川光夫先生 生誕100年記念シンポジウム」を開催します。賀川先生は、縄文の森を愛し、文化財保護の立場から文化財保存を訴えてきた方で「森の人」というべき人です。当日は、賀川先生ゆかりの方々にご登壇いただき先生の学問をたどるとともに、父、考古学者、教育者という視点から"人間 賀川光夫"の魅力を語り合います。　
　また、ギャラリーホールでは、企画展「森の人　賀川光夫先生の世界」も同時開催いたします。写真や先生が残された絵日記の絵巻物２巻および記録ノートの一部を展示します。シンポジウムと合わせ御観覧ください。

【九州学】森の人賀川光夫先生 生誕100年記念シンポジウム
2022年12月17日（土）13：00～16：10
別府大学3号館ホール
※聴講無料、申込不要

講演「父の人生を振り返って」
講師　賀川 洋（IBCパブリッシング 会長）

シンポジウム「森の人賀川光夫の学問と人生 」
＜パネリスト＞
賀川 洋
飯沼 賢司（別府大学 特任教授）
下村 智（別府大学 特任教授）
＜コーディネーター＞
上野 淳也（別府大学 教授）

企画展「森の人　賀川光夫先生の世界」
2022年12月17日（土）～2023年3月10日（木）
会場：別府大学佐藤義詮記念館（18号館）2階ギャラリーホール
開館時間：平日 9：00～17：00、土曜9：00～12：00
※入場無料
※日・祝、12月29日（木）～1月3日（火）は休館。また学内行事などにより休館する場合もあります。

シンポジウムについてのお問い合わせ
別府大学地域連携推進センター　TEL0977-86-6666

[投稿日:2022年12月 9日]