トピックス

大学院生伊藤秀海さんが「日本精神衛生学会第35回大会」で優秀賞を受賞

大学院生伊藤秀海さんが「日本精神衛生学会第35回大会」で優秀賞を受賞

 本学大学院臨床心理学専攻修士課程2年の伊藤秀海さんが、「日本精神衛生学会第35回大会(12月7日(土)~8日(日):於別府大学)」での一般演題発表において、研究の科学的整合性及び妥当性にかかわる審査で優れた発表と認められ、優秀賞を受賞しました。
 発表内容は、「1か月間のセルフモニタリング介入が睡眠習慣に及ぼす影響-福祉施設職員への介入効果-」(共同受賞:小田菜央(本学大学院臨床心理学専攻修士1年生、矢島潤平(人間関係学科教授))と題して、福祉職員を対象に睡眠や生活習慣の認知の変容を目的とした1ヶ月間のセルフモニタリングプログラム介入による臨床心理学的効果を検証しました。その結果として、統制群(介入を行わなかった群)に比べ介入群では、睡眠時間やストレス反応や対処の改善が認められました。この結果から、1ヶ月間睡眠等の自身の状態に日々向き合うことで、生活習慣に対する認知の変容を促し、睡眠習慣の改善及び主観的ストレス反応の軽減など数多くの示唆を明らかにしました。
 伊藤さんは、「大学院に入ってから地道に実験、調査、介入と研究を続けてきてデータを集めてきました。今回は、1ヶ月間の介入研究の成果をまとめたものを発表しました。まさか受賞できるとは想像もしなかったので、とても驚きました。これも研究に参加して頂いた福祉職員の皆さん、共同研究者の小田さん、そして細かくご指導頂いた矢島先生のお陰です。本当にありがとうございました。これを一つのステップに研究に邁進していきたいと思います」と喜びを語りました。

 

[投稿日:2020年1月19日]