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九州学シンポジウム「由布院 地域の魅力を世界に発信」を開催しました

九州学シンポジウム「由布院 地域の魅力を世界に発信」を開催しました

 IMG_7670.JPGのサムネイル画像本年度の公開授業「九州学」の締めくくりとして、1月21日(土)に九州学シンポジウム「由布院 地域の魅力を世界に発信」を開催しました。
 今回は、昨年4月に起きた熊本・大分地震にもめげず、九州観光の復興をめざしている由布院をテーマに取り上げました。
 第一部では、由布院のまちづくりを牽引してきた、亀の井別荘の中谷健太郎氏と玉の湯の溝口薫平氏をお迎えし、地域の魅力をいかに世界に発信してきたか、お話を伺いました。
 由布院は全国でも人気の温泉地ですが、かつては別府の陰に隠れたひなびた温泉地でした。そんな中、由布院らしさを見つめ、由布院ならでは良さを守って行こうと、中谷氏や溝口氏はまちの仲間たちとまちづくりに取り組みました。自然保護運動、海外視察、昭和50年の大分県中部地震による風評被害対策から生まれた音楽祭や映画祭、牛食い絶叫大会などのユニークなイベントの開催、のどかな田園風景を巡る辻馬車の操業など、両氏に当時の思い出を振り返りながら、お話いただきました。まちに誇りを持ち、そして仲間とともに奮闘してきた姿に、学生たちは強い感銘を受けていました。 
 第二部には、コーディネーターに本学の飯沼賢司教授、パネリストに金谷俊樹氏(本学文化財研究所客員研究員)、中山昭則教授(本学国際経営学科)、篠藤明徳教授(本学人間関係学科)が登壇し、第一部の話をもとに、地方創生をどう考えていくかそれぞれの意見を述べました。
 中谷・溝口両氏は、小さな盆地の自然と歴史を愛し、由布院の仲間たちとスクラムを組み、決して独善的にならず他者の価値観を学び、それを認め、夢を共有して歩みを重ね、成功を勝ち得ました。この小さな由布院のぶれることのない町づくりに、本学も学び、別府大学が進む未来を描いていきたいと思います。


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[投稿日:2017年2月 8日]