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文部科学省「平成28年度 私立大学研究ブランディング事業」の採択について

文部科学省が実施する、「平成28年度私立大学研究ブランディング事業」に、本学が採択されました。198校の申請の中から、計40校(タイプA:17件、タイプB:23件)が選定され、本学は、タイプAとして、129件中17件の一つに採択されました。

タイプA::地域の経済・社会、雇用、文化の発展や特定の分野の発展・深化に寄与する研究
■タイプB:先端的・学際的な研究拠点の整備により、全国的あるいは国際的な経済・社会の発展、科学技術の進展に寄与する研究

文部科学省HP
平成28年度「私立大学研究ブランディング事業」の支援対象校の選定結果について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1379675.htm


本学が採択された内容は以下の通りです。今後、本研究事業の進展等については、本学HPにて公表します。

事業名
「九州における文化遺産保護研究の拠点形成のための基盤整備事業」

概 要
 熊本・大分地震を契機に、文化財の修復、再建のための保存対策研究、および地域の連携の確立が急務となっている。一方、本学は文学部の史学・文化財学科を中心に文化財関係の専門人材を数多く輩出してきた。本事業では、これらを背景に、九州地方を中心に、自治体等と連携しつつ、文化遺産の保存、保護への技術的研究、技術の再教育事業等を進め、地域の災害等の緊急時、恒常的文化財保存力の向上を図る体制基盤を確立するために以下の事項について取り組む。
①被災地域を中心に文化遺産の保存力を向上させるための基盤研究の確立
②高度な技術により復元可能となる文化遺産の詳細な保存記録とデータ化
③高度な3次元モデルを応用した文化遺産の災害対策
④効率的な文化財保護に向けての企画立案の確立
⑤高度な技術により得られたデータからの新領域研究の開発
⑥デジタル技術による教育普及効果の確立
⑦工業用X線スキャン装置と既存の分析機器を組み合わせて用いることにより、文化財の総合的な健康診断(遺存状況や材質、技法等の把握)

 

[投稿日:2016年11月28日]