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卒業生三谷さんが『中津藩』を出版

 中津藩.jpg本学文化財学科の卒業生三谷紘平さん(32歳)が、5月に現代書館から『中津藩』を出版しました。
  三谷さんは中津市教育員会文化財課に勤務するかたわら、本書を執筆。中津藩といえば、現在放映中の大河ドラマ黒田官兵衛ゆかりの地として有名ですが、杉田玄白らと「解体新書」を執筆した前野良沢、一万円札でおなじみの福澤諭吉などの偉人を輩出した地でもあります。本書では、時代に先駆けた文化が開花し、先取の精神が満ち溢れた中津藩の歴史を紐解いています。
  書店で好評発売中です。ぜひお手に取ってご覧ください。
■『中津藩』三谷絋平著/現代書館/1,600
円(税抜)

 

【飯沼賢司文学部長からのコメント
三谷さんは、2年前に中津市の文化財職員となった新人ですが、耶馬溪羅漢寺の五百羅漢の調査に大学院時代から関わり、今年3月、五百羅漢の国指定にも貢献をしています。今、中津は軍師官兵衛ブームで燃えています。本書は、中世末の中津からはじまり、黒田氏の時代、小笠原氏、奥平氏と中津藩の歴史をわかりやすくまたおもしろく通読できる必見の書。近世の書ですが、三谷さんの専門の五百羅漢のこともしっかりと忍ばせている所も小憎らしい。

~お知らせ~
6月21日(土)に、本学で開催する「別府大学史学研究大会」にて、三谷さんの五百羅漢に関する講演を予定しています。詳細については、後日HPにてお知らせいたします。

 

[投稿日:2014年5月27日]