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「障害とは?〜障害ぶっちゃけトーク〜」を開催しました。

「障害とは?〜障害ぶっちゃけトーク〜」を開催しました。

 11月13日(金)に別府大学32号館で「障害とは?〜障害ぶっちゃけトーク〜」が開催されました。
 この障害ぶっちゃけトークは、障がいがある当事者の生の声を知ってもらおうと、障害当事者で「自立支援センターおおいた」所属の押切真人さんと別府大学人間関係学科OBの下鶴賢太郎さんを中心に2018年に企画されたものです。今回はその思いを後輩が引き継ぎ、第2弾として人間関係学科2年生を対象とした授業の中で実施しました。
 ファシリテーターは、別府大学人間関係学科4年の大平直樹さんが務め、最初に前回の座談会の企画や司会を務めた下鶴さんに、障害ぶっちゃけトークを始めたきっかけについて語っていただきました。
 続いて、自押切さん、別府大学国際・言語文化学科をこの春卒業した本郷治さん、別府大学人間関係学科2年久門健太さんのゲスト三名によるトークが行われました。まず、自己紹介で、現在の生活と自身の障がいについて語られました。押切さんは、大学時代の部活動での事故により頸髄損傷になったことに触れ、「中途障がいだからこそ、健常者の時に気付けなかった障害というものが分かった」と述べられました。本郷さんは、自身の障がいについて解説したあとに、学生時代に英語や手話に熱心に取り組んだことを語られました。久門さんは、同級生の受講生に対し、生まれてから大学に入学するまでの人生について写真やスライドを交えながら語りました。
 次に「障がいがあってもできること」をテーマにフリートークを行いました。押切さんは、ヘルパーさんと共に両親に必要以上に頼ることなく自立生活を送っていることを発表しました。また、イベント開催の経験を踏まえた上で、「リモートを活用した新たな挑戦をしたい」と述べられました。本郷さんは、大学で学んだ英語を生かしてバリアフリー観光に携わりたい、と語られました。久門さんは、自身の特技である絵画を披露し「絵を描くことで自分らしさを表現できる。障がい者アートを広めたい」と述べました。
 最後に将来の夢について、押切さんは「故郷の山形でも障がい者自立支援センターを立ち上げたい」、本郷さんは「将来は恋愛や結婚など健常者の同じような生活を送りたい」、久門さんは「自分も一人の人間として両親から自立して生活し、恋愛などを経験したい。対等な人間関係を築きたい」と、それぞれの想いを語っていただきました。
 会場からは「特技ややりたいことが明確であることに感心した」「絵や将棋、イベントの開催など人生を楽しんでいるのが伝わってきた」などの意見が寄せられました。ぶっちゃけトークのメンバーは、「この座談会を通して、障がいへの理解を深めるきっかけとしたい」という思いを持ち、来年度も同様の企画を計画することを考えているそうです。

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写真右)左:ファシリテーター 大平直樹さん(人間関係学科4年) 右:ゲスト 押切真人さん(おおいた自立支援センター職員)

写真左)左:ゲスト 久門健太さん(人間関係学科2年) 右:ゲスト 本郷治さん(別府大学OB)

 

[投稿日:2020年12月21日]