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【史学・文化財学科】国内研修で東北を巡りました

【史学・文化財学科】国内研修で東北を巡りました

 史学・文化財学科では、9月4日(火)~7日(金)に「世界遺産研究(国内)」にかかる国内研修を実施しました。今年は東北地方を巡る旅で、学生38名が研修に参加しました。
 4日(火)は台風21号の接近でフライトが心配されましたが無事福岡空港を発ち、台風を超えて仙台へと向かいました。東日本大震災で被災した仙台市立荒浜小学校を見学した後、東北自動車道を北上し岩手県平泉の中尊寺を2時間かけてゆっくり散策しました。翌5日(水)は、青森県弘前市にあるりんご公園でりんご収穫体験をした後、曹洞宗の寺院が33件立ち並ぶ禅林街を散策、その足で弘前城に向かい天守閣石垣の改修工事の様子を特別に見学させてもらいました。弘前大学にも立ち寄り同大学が所蔵する貴重な文化財を見学させてもらうこともできました。
 6日(木)は早朝に北海道を襲った大地震の影響が心配されましたが、下北半島へと向かい恐山を見学した後、青森市にある三内丸山遺跡を学芸員の説明を聞きながら見学しました。7日(金)につがる市にある亀ヶ岡遺跡資料館「カルコ」を見学後、五所川原市にある十三湊遺跡(発掘整理事務所)で実際に掘り出された遺物に直に触れながら学芸員の解説を聞きながら見学しました。最後に青森駅前にある青森ねぶた展示館「ワラッセ」へ向かい、実際に太鼓を叩いたり鐘を鳴らすなどお祭りのミニ体験をしました。
 歴史の教科書でしか見たことのないところへ実際に足を運び自分の目で見てその空気を肌で感じる。その体験から今まで持ちえなかった視点や考え方を持てるようになる。研修旅行の意義はこれに尽きると思います。この研修旅行が参加した学生すべてにとって様々な意味で貴重な体験になったと確信しています。
 この研修旅行に際し様々な方に大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。また、北海道地震により被災された皆様、ならびにご家族の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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[投稿日:2018年9月19日]