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「漬物グランプリ2023」にて発酵食品学科の学生が「金賞」を受賞!

「漬物グランプリ2023」にて発酵食品学科の学生が「金賞」を受賞!

 全日本漬物協会組合連合会主催による「漬物グランプリ2023」にて、発酵食品学科2年の永野衣祝さんが学生の部で「金賞」を受賞しました。
 発酵食品学科では、毎年後期に「発酵食品加工実習」を実施しており、別府市内で漬物製造を行っている別府漬物有限会社の三浦好徳さんを講師に招き、キムチなどの漬物の製造方法や歴史について学んでいます。その中で、本グランプリのことを紹介いただき、永野さんは、授業を通じて漬物の奥深さに魅力を感じていたことから、コンテスト出品にチャレンジしました。永野さんは、大分県特産のクロメ(海藻)とカボスを使用した、「パリポリくろちゃん」を考案。三浦さんに指導を受けながらレシピを完成させました。クロメのネバネバ感と野菜のパリッとした食感とカボスのさわやかさがマッチした漬物になっています。
 今回、学生の部では8作品が金賞に選出され、4月29日(土)に東京ビッグサイト第5ホールにて開催される表彰式において、金賞作品の中からさらにグランプリ、準グランプリ、審査委員特別賞が選ばれるようになっています。「パリポリくろちゃん」がグランプリに選出されることを期待をしています!!

 2023年4月29日(土)の表彰式において、永野さんは「審査委員特別賞」に選ばれました(2023.05.02)

<関連サイト>
「特集 漬物で目指せ!日本一」/わくわくとんぼテレビ(2023.05.09放送)

「漬物グランプリ2023」学生の部金賞受賞作品

応募者:食物栄養科学部 発酵食品学科2年 永野衣祝
作品名:パリポリくろちゃん
材 料:きゅうり、にんじん、だいこん、みかん、くろめ
    かぼす果汁、食塩、味の素、みりん、唐辛子

ポイント
大分県産の材料にこだわって作りました。くろめのトロトロを残すために調味液にそのまま乾燥くろめを入れました。かぼすの果汁を入れたさっぱりした味わい、風味に仕上げました。胡瓜、人参、大根を拍子木切りにして、出来上がった後の見栄えをよくしました。かぼすと同じ柑橘類であるみかんを加えることで、かぼすの酸味とみかんの甘味が調和しておいしく仕上げることができました。

エピソード
大学の実習で漬物の製造方法や歴史を学び、今まで何気なくごはんと一緒に食べていた漬物の面白さを感じました。実習では調味料を自分たちで調節してキムチを作りました。漬物を作ることは難しいと思っていましたが、作ってみると意外と簡単でした。でも自分たちで様々な味を作ることができるということは、反対に同じ味を守り続けることが難しいということにも気づきました。そして、漬物屋さんがいかに大変な職業か知りました。そこで、実習での経験も含め、自分でも漬物を開発してみたいと思い漬物グランプリに応募したいと考えました。


漬物グランプリとは...日本でもっとも古い加工食品、漬物。日本各地の多様な食文化に育まれ、健康によい食品としても改めて注目されています。「漬物グランプリ」は、日本人の食卓にかかせない漬物のレシピを募集し、漬物文化の魅力・価値を正しく伝え、健康促進にもつながる四季の味として優れた作品を表彰し、広く訴求するものです。(漬物グランプリ公式HPより)

漬物グランプリ2023公式HP
http://tsukemono-gp.jp/

 

[投稿日:2023年4月20日]