トピックス

持続可能な温泉文化を考える。「地域課題解決ワ―ケーション」プログラムに別大生が参加

持続可能な温泉文化を考える。「地域課題解決ワ―ケーション」プログラムに別大生が参加

 別府ONSENアカデミア実行員会(実行委員長:長野恭紘)では、6月21日(火)と24日(金)に「地域課題解決ワ―ケーション」プログラムを実施し、ワーケション参加企業の方や、地域で温泉振興に取り組んでいる方々、地元大学生と別府の共同温泉文化維持について検討しました。
 21日(火)のプログラムでは、「地域の温泉を守る取り組みを知る」ということで、寿温泉を会場に開催され、本学の
前田温泉清掃活動メンバーの重光宏哉さんと前田幸汰さん(ともに史学・文化財学科3年)が、ワーケション企業で参加している株式会社バスクリンの東原好克氏(バスライフ推進部長)と石澤太市氏(つくば研究所フェロー)に、日頃の活動について説明をしました。
 前田温泉は、別府大学から徒歩10分の場所にある共同温泉で、2019年秋から別府大学の学生が清掃活動に参加しています。重光さんと前田さんは活動の中心メンバーです。また重光さんは、前田温泉だけでなく市内8か所の共同温泉の清掃にも携わっています。前田温泉の活動を通じて共同温泉を維持する難しさや、施設の老朽化などの課題について説明するとともに、「利用者の方々に気持ちよく入浴できると喜んでもらえると嬉しい」と活動のやりがいについてもお話しました。その後、重光さんと前田さんのレクチャーにより東原氏と石澤氏が共同温泉の清掃を体験しました。
 24日(金)のプログラムは、コワーキングスペースLinkで開催されました。「温泉文化を持続可能にするために」をテーマに、バスクリン株式会社と大塚製薬株式会社の社員の方、温泉振興に携わっている方、地元大学生らでディスカッションが行われ、重光さんも参加。若い世代が共同温泉に行きたくなるためにはどのような取り組みが有効か、さまざまなアイデアが出されました。
 別府市には3つの大学があり、約8,000人の学生が学んでいます。学生のみなさんが共同温泉に関心を持ち、温泉文化の価値を知ることが、別府の温泉文化の活性化につながるのではないでしょうか。地元大学として、学生と地域をつなぐツールとして共同温泉の役割を考えていきたいと思います。


287465031_3134384153539090_8940761712340060379_n.jpgIMG_4585.JPGのサムネイル画像

 

[投稿日:2022年6月29日]