今回のワークショップはマンガ制作の手法を活かして、石仏の新しい魅力を模索しようと試みたものです。マンガ制作にあたっては、長い歴史を経て現在に至った石仏と現代に生きる自分たちが会話を交わすとしたら、どのような内容になるだろうかを想定することを糸口に発想を広げ、作品制作に臨みました。
　具体的には、まず臼杵石仏でスケッチや写真を撮りながら、石仏を見て感じて思い付いたキーワードを多数メモ。それらをもとに、臼杵市観光交流プラザでのデスクワークへ。石仏で取材したメモカードを机に広げ、さらにキーワードを加えながら、それらからアイデアを練り上げ、石仏と現代の人や生き物とのやりとりをマンガ化しました。（作品は本ページ下段に掲載しています）若者ならではのユニークな発想とユーモアをお楽しみください。なお、完成した作品は1月8日（金）から2月1日（月）まで、臼杵市観光交流プラザで展示しています。

【作品展示】
臼杵市・別府大学連携事業　
臼杵石仏国宝指定20周年記念事業「臼杵磨崖仏への100年のまなざし」
第3期　藤田晴一写真展とマンガで描く臼杵磨崖仏
2016年1月8日（金）～2月1日（月）　
会場：臼杵市観光交流プラザ2Ｆギャラリー

【参加学生】
臼杵市立西中学校 美術部員　１１名
別府大学 文学部 国際言語･文化学科 マンガ･アニメーションコース１年生 ９名

【指導教員】
別府大学マンガ担当教授　田代しんたろう
別府大学アニメーション担当講師　甲元隆則

• 別府大学文学部　マンガアニメ―ションコース1年の作品

「それが真価」 1年　Ｔ.Ｕ	「一人では意味が無い」 1年　Ｓ.Ｋ	「眼福」 1年　Ｈ.Ｋ
「ダンゴムシの悲劇」 1年　Ｓ.Ｇ	「古園石仏」 1年　Ｙ.Ｇ	「夜遊び石仏」 1年　Ｙ.Ｔ
「しゃべらないはずの石仏」 1年　Ｙ.Ｙ	「雨の日は特にすべります。」 1年　Ｉ.Ｗ	「石仏様方の裏の顔」 1年　Ａ.Ｔ

• 臼杵市西中学校美術部の作品

「仏様と少年」 1年　Ｈ.Ｓ	「おばさんのなやみ」 1年　Ｕ.Ｋ	「おばけやしきに石仏!?」 1年　Ｈ.Ｔ
「恋する石仏」 2年　Ｓ.Ｙ	「クレイジーなうさぎさん」 2年　Ａ.Ｓ	「石仏とおじさん」 2年　Ｍ.Ｋ
「クモの巣」 2年　Ｎ.Ｆ	「石仏とダンゴムシの気持ち」 2年　Ｍ.Ｋ	「石仏に住むクモ」 2年　Ｍ.Ａ
「ちょろい石仏」 2年　Ｋ.Ｆ	「石仏と石仏の差」 2年　Ｍ.Ａ

 

[投稿日:2016年1月 8日]