大正末期に彗星のように詩壇に登場した詩人黄瀛（こうえい）は、魯迅、宮沢賢治、高村光太郎、草野心平らと交流し、やがて日中戦争が勃発すると、共産党軍の捕虜となり文化大革命に巻き込まれるという数奇な運命を生きました。本学の創設者である佐藤義詮とも交友があったことを縁に、黄瀛先生の愛弟子であり、日中比較研究の研究者である王敏（わんみん）先生をお招きし、特別講演を行います。一般の方もご参加いただけますので、ぜひご参加ください。（申込み不要、無料）

 

 

【王敏先生紹介】
法政大学国際日本学研究所教授(日中比較研究、日本研究、宮沢賢治研究)1954 年、中国河北省承徳市生まれ。大連外国語大学日本語学部を経て、四川外国語学院大学院で「宮沢賢治」に出会い、日本と日本人にも関心を抱く。文化大革命後、大学教員から選出の国費留学生として来日、宮城教育大学で学ぶ。お茶の水女子大学で人文科学博士号取得。在日 30 年。中国優秀翻訳賞（1990 年）、山崎賞（92 年）、岩手日報文学賞賢治賞（97年）、を受賞。文化庁長官（文化発信部門、09 年）表彰。

 

開催日

2017年7 月22 日（土）

備考

10:30～12:10

会場

別府大学32号館400番教室

お問合わせ先等

TEL 0977－66－0101（代）鈴木晶研究室、教務課

 

[投稿日:2017年7月19日]