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別府・松山交流展@鉄輪

別府・松山交流展@鉄輪

別府市と株式会社伊予銀行は、2019年9月に「観光振興連携に関する協定」を締結し、観光振興を軸とした地域活性化に取り組んできました。その一環として、別府大学でも2021年から松山短期大学と連携プロジェクトを実施しています。このプロジェクトの関連企画として「別府・松山交流展@鉄輪」を鉄輪のスクランブルベップで開催します。
鉄輪温泉の開祖<一遍上人>、別府観光の父<油屋熊八>、道後温泉の発展に寄与した<伊佐庭如矢>にクローズアップし、別府と松山の「温泉」を通したつながりを紹介します。

「別府・松山交流展@鉄輪」
会期:2023年12月12日(火)~25日(月)※17日(日)は休み
時間:10:00~17:00
会場:スクランブルベップ(別府市井田)

 九州別府と四国松山は、古来、「温泉」を通して深いつながりがあります。
 伊予国風土記逸文には、大穴持命(おおなむちのみこと)が宿奈毘古那命(すくなひこなのみこと)を蘇生させるために、「大分の速見の湯」から海の底に樋を通して湯をもたらしたのが「道後の湯」であると書かれています。 その後も道後と別府は密接な関係があり、別府温泉最大の温泉場である鉄輪は、伊予道後の領主であった河野一族の出身である一遍上人が豊後を訪れ、ここを温泉場として開いたという伝説が残っています。
 近代になると、伊予の宇和島出身の油屋熊八が第二の一遍として別府の温泉観光発展の礎を築きます。熊八は、そのしなやかなセンスで、様々なアイデアを繰り出し、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」という宣伝文句のとおり、別府を世界に知られる日本一の温泉場に作り上げたのです。また、同じ時期、松山では、伊佐庭如矢(いさにわ ゆきや)が道後温泉観光の父として登場してきます。
 別府と松山は、瀬戸内海の大阪航路を繋ぐ中継点としてフェリーが立ち寄ってきましたが、近年はそれがなくなり、その関係は薄れつつあります。このような経緯を踏まえ、別府市と株式会社伊予銀行は、2019年9月に「観光振興連携に関する協定」を締結し、観光振興を軸とした地域活性化に取り組んできました。その一環として、別府大学でも2021年から松山短期大学と連携プロジェクトを実施しています。さらには、2023年2月には、別府市と松山市が交流都市協定も結びました。
 本展は、2022年1月に別府大学、2023年10月に松山大学で開催した「別府・松山交流展」の第三弾として開催します。一遍上人ゆかりの鉄輪で開催することで、別府と松山市の交流がますます深まる機会になればと思っております。ぜひご覧ください。

<関連企画> 教授と歩く「一遍上人の道」ウォーキングツアー
日時/12月18日(月)13時 別府大学駅集合  募集人数/5名(先着順)
お申込・お問合先/別府大学広報室0977-66-6262
一遍が上陸したとされる上人ヶ浜から、周辺の史跡を巡りながら徒歩で鉄輪を目指します。ガイドは別府大学特任教授の飯沼賢司教授!!到着時間は未定!予測不可能なウォーキングツアーです。(3時間程度を予定していますが、教授の話が長くなる可能も大!)

 

開催日
2023年12月12日 10:00 〜 12月25日 17:00
備考
10:00~17:00
会場
スクランブルベップ(別府市井田4組 ひろみや横 )
お問合わせ先等
お問い合わせ先:別府大学広報室0977-66-6262

参考資料

 

[投稿日:2023年12月15日]