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史学・文化財学科創立60周年記念展示

史学・文化財学科創立60周年記念展示

 史学科が1963年に設立されてから60周年を迎えた本年、史学・文化財学科の創立60周年記念行事をおこないます。本展示はその記念行事の一環で、歴代の教員や過去の学生生活を写真や刊行物で振り返ります。

別府大学が1951年に女子大学として創設されてから、12年後、1963年に今日の史学・文化財学科の前身となる史学科が産声を上げました。それは、東京オリンピックの前年であり、世の中は高度成長時代の真っ只中でした。開発ラッシュの中で、皮肉にも考古学に光が当たることになったのです。これ以降、史学科は西日本において多くの有能な人材を世に送り出してきました。特に九州では、どの自治体にも別府大学の出身の文化財担当者、学芸員がいるという状況になりました。
 さらに1997年には、賀川先生と相談しながら、史学の拡大を目指し、史学科の考古学を核に環境歴史学、民俗学、美術史、保存科学、保存修復学、建築史などを加え、新たに「文化財学科」を創設しました。同時に、大学院を設置したのです。
 しかし2009年、18歳人口の減少にともなう、文学部の組織改編によって、文化財学科は史学科と統合され、史学・文化財学科となりました。2020年には、史学科の上にあった大学院の歴史学専攻と文化財学科の上にあった文化財専攻が統合され、史学・文化財専攻となりました。
 今回の展示では、学科を創設した教員、学生の両視点からの展示と、学科創設と、またその後も重要な役割を果たした博物館に光を当てながら、写真と学生たちの作った研究室雑誌を展示しました。60年、還暦とは赤ちゃんに還ることです。創設の原点、その精神をたどるとともに、これをどう受け継ぐかを考える機会と考えます。


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開催日
2023年10月06日 09:00 〜 10月25日 17:00
備考
開館時間 9:00~17:00 (土曜日は12:00まで)
会場
別府大学18号館2階ギャラリーホール
お問合わせ先等
お問い合わせ/0977-66-6262(広報室)

 

[投稿日:2023年10月13日]