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写真展「田染荘のトンボ ‐トンボの眼さくらの眼 - 」

写真展「田染荘のトンボ ‐トンボの眼さくらの眼 - 」

 大分県豊後高田市にある田染荘は、2010年 8月5日、国の重要文化的景観に選定されました。それは、中世の荘園風景を残し「景観の国宝」と呼ばれる田染荘がその文化財的価値を世に知らしめた瞬間でした。選定の過程で注目されたのは、美しい農村景観と人々の生活、そして生き物との共存、すなわち生物多様性です。
 2013年には世界農業遺産に認定されました。2016年には小崎地区の里山が重要文化的景観に追加選定されました。2020年3月には大分県の「おおいたの重要な自然共生地域 ( 愛称 : 未来につなごう!多様な生きものをはぐくむ場 )」に里地・里山の分類で選定され、その説明文には「50種類以上のトンボが確認される」とあります。佐藤さくら氏は 2008年に田染荘を知り、翌2009年から今日までトンボの調査を趣味として行ってきました。
 2020年は、田染荘が重要文化的景観に選定されて10周年にあたります。また別府大学創立70周年記念ともなる年でもあります。更に別府大学と豊後高田市との「協力協定」の調印式から
10周年になります。これらの節目に田染荘のトンボを紹介できることは、大変幸運なことと存じます。この展示が皆様にトンボを通して自然や生物多様性について考えていただくきっかけとなれば幸いです。
 農村景観とトンボのいる風景は、後世に伝えたい心の原風景です。是非トンボとともに美しい里山の農村景観「田染荘」のことを考えてみてください。

※9月7日(月)は、台風接近のため休館いたします。


別府大学創立70周年記念、重要文化的景観選定10周年記念
写真展「田染荘のトンボ ‐トンボの眼さくらの眼 - 」
会期/2020年 8月27日(木)~10月3日(土)
会場/別府大学 佐藤義詮記念館ギャラリーホール
開館時間/9:00~ 17:00 ( 土曜 9:00~13:00、日曜・祝日休館 )
主催/別府大学 後援/豊後高田市教育委員会
※入場無料
※10月下旬 から豊後高田市役所高田庁舎(1階)で展示予定

sakura.jpg佐藤さくら ・ PROFILE
1973年9月生まれ。1996 年別府大学文学部史学科卒業。2000年別府大学大学院文学研究科歴史学専攻前期博士課程修了。2006年別府大学大学院文学研究科歴史学専攻後期博士課程単位取得退学。日本自然保護協会会員。別府大学歴史文化総合研究センター 非常勤事務員。

<ご来場の皆さまへ>
本展は、新型コロナウィルス感染防止に取り組みながら開催いたします。また、新型コロナウィルスの感染状況により、開催日時を変更する場合がございます。皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。
・ギャラリー入館前に、大学事務局にて検温と連絡先の記入をお願いいたします。
・マスク着用、手指のアルコール消毒をお願いいたします。
・ギャラリー内での密集、密接を避けてください。

 

開催日
2020年08月27日 09:00 〜 10月03日 13:00
備考
9:00~ 17:00 ( 土曜 9:00~13:00、日曜・祝日休館 )
会場
別府大学 佐藤義詮記念館ギャラリーホール
お問合わせ先等
別府大学歴史文化総合研究センター Tel 0977-27-6116  

参考資料

 

[投稿日:2020年8月21日]