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災害に対処するための近世城郭の記録化ー3Dと災害の考古学ー

災害に対処するための近世城郭の記録化ー3Dと災害の考古学ー

 本年度は、私立大学研究ブランディング事業の最終年度であることから、ブランディング事業の一環で実施した熊本城の石垣調査の成果を基軸にシンポジウムを開催します。石垣の3D計測の展望と課題、各県の近世城郭での記録等の取組、文献から見た石垣の修復、現在の石垣の修復等、多角的な方向で「災害に対処するための近世城郭の記録化」について考えていきます。市民参加型のシンポジウムとなっておりますので、一般の方もご参加いただけます。 また、アンコールワットの修復に尽力され、「アジアのノーベル賞」と呼ばれるラモン・マグサイサイ賞を受賞した、上智大学アジア人材養成研究センター所長の石澤良昭教授をお招きし、「アジアへ出かけて人材育成」と題した記念講演もしていただきます。
 なお、本シンポジウムは、学校法人別府大学110周年記念事業の一環として開催いたします。参加料は無料、事前申し込みは不要です。皆様のご参加をお待ちしております。

私立大学研究ブランディング事業
学校法人別府大学創立110 周年記念事業
「災害に対処するための近世城郭の記録化ー3Dと災害の考古学ー」

10 月27 日( 土) 13:00 ~ 17:00(受付開始12:00 ~)

趣旨説明:文化財の保存・保護のための記録 
     飯沼賢司( 文学部史学・文化財学科教授)
記念講演:「アジアへ出かけて人材養成ーR. マグサイサイ賞に輝くー」
     石澤良昭( 上智大学アジア人材養成研究センター)
講 演1:「城郭石垣の構造的特徴と整備」
     宮武正登( 佐賀大学全学教育機構教授・地域歴史学文化研究センター長)
講 演2:「近世城郭の普請と修復」
     白峰 旬( 文学部史学・文化財学科教授)

10 月28 日( 日) 9:00 ~ 16:30(受付開始 8:20 ~)
事例発表1:「文化財の3D 計測の方法と理論」 田原隼人( ㈱明大工業)
事例発表2:「熊本城の3D 測量調査の研究成果」 玉川剛司( 文化財研究所)
事例発表3:「熊本城の災害復旧と課題」 嘉村哲也( 熊本市熊本城調査研究センター)
事例発表4:「石垣の記録とその方法」 田中健一郎( ㈱とっぺん)
事例発表5:「島原城の石垣調査」 宇土靖之( 島原市教育委員会)
事例発表6:「佐伯城石垣の現状と調査」 福田 聡( 佐伯市教育委員会)
事例発表7:「永山城の被災状況と復旧事業の課題」 若杉竜太( 日田市教育委員会)
事例発表8:「岡城の石垣の被災状況と石垣調査」 佐伯 治( 竹田市教育委員会)
シンポジウム「近世城郭の記録―3D と災害の考古学-」
 コーディネーター/飯沼賢司、田中裕介
 パネラー/各発表者

 

開催日
2018年10月27日 13:00 〜 10月28日 16:30
備考
27日(土)は13:00~17:00、28日(日)は9:00~16:30まで。
会場
別府大学メディア教育・研究センター4F メディアホール
お問合わせ先等
別府大学文化財研究所 0977-27-6116

 

[投稿日:2018年10月 5日]