
令和8年9月30日、本学亀川キャンパス アクティブラーニングルームおよび1号館301~303教室において、看護学部公開講座「大分県から生まれた医学の先人たち」を開催しました。当日は学生、教職員、一般の方など約150名が参加し、会場と遠隔配信の両方で講演を聴講しました。


本講座は、「解体新書」の翻訳や近代教育の発展、さらには心臓医学の進歩に大きく貢献した大分県ゆかりの先人たちの功績や時代背景について学び、その偉業を身近に感じながら、大分県が育んできた学問と医学の歴史への理解を深めることを目的に開催されました。
講師には、大分大学名誉教授の島田達生氏を迎え、「大分県から生まれた医学の先人たち」をテーマにご講演いただきました。
講演では、心臓の刺激伝導系の研究で知られる田原淳の「田原結節(房室結節)」をはじめ、三浦梅園、前野良沢と杉田玄白による『解体新書』、さらには中津市出身の福沢諭吉など、大分県ゆかりの先人たちの功績について紹介がありました。それぞれの人物が学問や医学、教育の発展に果たした役割について解説され、参加者は熱心に耳を傾けていました。
また、実際の『解体新書』も紹介され、精緻に描かれた骨格や臓器の図版を通して、当時の医学研究や人体解剖への探究心について学ぶ機会となりました。

さらに、福沢諭吉が道路整備の重要性を提唱していたことにも触れられ、参加者にとって、身近な地域の歴史と先人たちの功績を結び付けて考える機会となりました。
講演の中では、島田氏自身の海外での研究活動や、田原淳と田原結節に対する研究への思いについても語られ、医学の発展に尽くした先人たちの歩みとともに、医学研究に対する情熱の大切さについても紹介されました。
今回の公開講座を通して、参加者は大分県が生んだ先人たちの功績を改めて知るとともに、学問や医学の発展を支えてきた歴史への理解を深めました。また、地域の歴史や文化に誇りを持ち、未来へと受け継いでいくことの大切さについて考える貴重な機会となりました。


