
令和8年度共通教育科目「グローカルと文化」第3回講義を、石垣キャンパス32号館400番教室において開催し、受講生284名が参加しました。
本講義は、「グローバル(世界的)」と「ローカル(地域的)」を組み合わせた「グローカル」の視点から、別府をはじめとする大分県内、さらには九州・沖縄の文化や歴史、食、観光などについて学ぶ科目です。令和6年度で終了した「九州学」および「温泉学概論」の後継科目として開講されています。
第3回は「別府のジモ泉文化-別府八湯温泉道のススメ-」をテーマに、一般社団法人別府市観光協会・鉄輪観光交流センターの田中伯尚氏を講師に迎えました。
講義では、日本有数の源泉数と湧出量を誇る温泉地・別府の魅力について紹介されました。「別府八湯」の特徴や泉質の違いをはじめ、観光名所である「べっぷ地獄めぐり」、温泉の噴気を利用した「地獄蒸し」、郷土料理の「とり天」や「別府冷麺」など、別府ならではの観光・食文化について解説されました。
また、春の訪れを告げる「べっぷ八湯温泉まつり」、別府一気登山、べっぷ火の海まつり、別府クリスマスファンタジアなど、年間を通じて開催される多彩なイベントについても紹介され、温泉観光都市としての別府の魅力について理解を深めました。
さらに、「そもそも温泉とは何か」という基本的な知識として、温泉が「温泉法」によって定義されていることや、その成分・条件などについても解説が行われました。
講義の後半では、全国に多くの愛好者を持つ「別府八湯温泉道」の取り組みについて紹介されました。温泉道は、市内に点在する温泉施設を巡りながら、「BEPPU HATTO SPA PORT(スパポート)」に入湯印を集めるスタンプラリー形式の取り組みで、別府八湯の温泉文化を楽しみながら体験できるものです。温泉巡りを通して地域の魅力に触れるとともに、温泉文化の継承や地域活性化にもつながる取り組みであることが説明されました。
最後に田中氏は、共同湯文化を未来へ継承するための活動や、市内の子どもたちに共同湯の大切さを伝える取り組み、そして温泉資源を守り続けるための保全活動の重要性について紹介しました。
別府の歴史や文化、観光資源への深い愛情が伝わる講義となり、受講した学生たちは熱心に耳を傾けながら、地域資源としての温泉の価値と魅力について理解を深めていました。



