
大分県などが主催する「うまみだけレシピコンテスト」が開催され、本学の学生4名が考案した2つのオリジナルメニュー「とり天 in しいたけ」と「シャキッとプルっと しいたけゼリー」が、一次審査を見事通過しました。
一次審査を通過したチームは、9月28日(日)に開催された「OAB感謝祭」の特設会場にて、来場者および審査員による試食審査に臨みました。その結果、本学の「とり天 in しいたけ」は審査員特別賞、「シャキッとプルっと しいたけゼリー」はオーディエンス賞を受賞する快挙を成し遂げました。
今回は惜しくも「きのこ料理コンクール全国大会」大分県代表の座は逃しましたが、学生たちは地域食材への理解を深めるとともに、創意工夫に富んだメニューを通して大分の“食”の魅力を発信する貴重な経験を得ることができました。
学生たちは、「このような賞をいただけてとても嬉しかったです。今回の受賞を励みに、これからも料理づくりに挑戦していきたいと思います」「しいたけの魅力が多くの人に伝わってもらえたら嬉しいです」と、受賞の喜びを語っていました。
本学では今後も、地元産食材を活用したレシピ開発や食育活動などを通して、地域の食文化を未来へつなぐ取り組みに積極的に取り組んでまいります。
【参加学生/食物栄養科学部3年生】
杉田 千紘、木田 菜々美、後藤 菜々子、川野 真歩

若い世代がしいたけをあまり食べないという課題に着目し、「作りやすく、食べやすい料理とは何か」を考えながらレシピを考案しました。
大分名物の「とり天」をヒントに、乾燥しいたけ「うまみだけ」と豊後鶏を重ねて揚げることで、親しみのある料理にアレンジしています。
ジューシーなうま味とふんわりとした食感を同時に楽しめ、仕上げにカボスを添えることでさっぱりと食べられる、大分の魅力を詰め込んだ新しいご当地とり天です。

しいたけは煮物や炊き込みご飯など和食のイメージが強い食材ですが、学生ならではの発想で、あえてデザートとして使うことに挑戦しました。甘味と組み合わせることで、新たな味わいの可能性や食感の面白さを引き出しています。
また、戻し汁を寒天にすることで、しいたけが苦手な人でも食べやすくなるよう工夫しました。
乾燥しいたけの新しい使い方を提案できるレシピになったと思います。


