
令和7年11月7日(金)、本学では新たに開講された公開授業「グローカルと文化」の一環として、本学史学科卒業生で、大分市教育委員会文化財課 参事補 中西武尚氏を講師に迎え、「大友氏の世界観」をテーマに講義を実施しました。
「グローカル」とは、グローバル(世界的)とローカル(地域的)を組み合わせた造語で、世界的な視野を持ちながら地域性を重視する考え方を表しています。本授業は、令和6年度で終了した「九州学」および「温泉学概論」の後継科目として、別府をはじめとする大分県内、さらには九州・沖縄の文化・歴史・食・観光などを通じて、地域に関する基礎知識を学ぶことを目的としています。
今回の講義では、大分市教育委員会が作成した副読本『府内から世界へ 大友宗麟』の制作背景や、郷土学習資料を活用した地域教育の取り組みについて、中西氏より詳しくご紹介いただきました。
また、授業の目的として、いち早く世界に目を向けた大友宗麟の功績と、戦国時代に反映された府内のまちの様相について学ぶことで、学生が郷土に対する誇りと愛着を持ち、大分の地域の活性化に貢献しようとする意欲を育てることが掲げられています。
履修生の皆さんは、地域の歴史と教育のつながりに興味深く耳を傾け、活発な学びの姿勢が見られました。




