令和7年度「第56回九州芸術祭文学賞」(主催:公益財団法人九州文化協会)において、国際言語・文化学科3年 古川瑞葵さん(ペンネーム:逸月 龍)の作品『爪のあと』が入選しました。古川さんは、3年連続の入選という快挙を達成しました。
今回の入選作品は、九州・沖縄各県および福岡市、北九州市、熊本市の11地区で選ばれた地区優秀作の一つです。今後、令和8年1月下旬に福岡市内で行われる最終選考にて、最優秀作および佳作が決定します。最終選考委員には、村田喜代子氏、青来有一氏、東山彰良氏、浅井茉莉子氏(「文學界」編集長)など、著名な作家・編集者が名を連ねています。
表彰式は令和8年3月1日(日)、福岡市のFFGホールにて開催予定です。

【プロフィール】
古川 瑞葵:(ふるかわ みずき)
ペンネーム:逸月 龍(いつき りゅう)
大分県出身。第54回九州芸術祭文学賞にて「レイラ」が地区優秀作として入選。翌年第55回には「つくろい」、さらに第56回には「爪のあと」が入選し、3年連続での入選を果たす。
◆九州芸術祭文学賞について
1970年に誕生した『九州芸術祭文学賞』は、財団法人九州文化協会が九州・沖縄各県、福岡・北九州・熊本の3政令指定都市との共催で運営し、優れた作品と若い才能を発掘してきた。
最優秀作は、芥川賞に最も近い文芸誌とされる『文學界』(文藝春秋刊)に掲載される。中央の文壇の目が届きにくい地方の文学賞では異例のことであり、第27回最優秀作『水滴』(目取真俊)は芥川賞に輝いている。このほか、帚木蓬生、村田喜代子、又吉栄喜、大道珠貴の各氏ら現在活躍中の作家たちもこの文学賞を受賞し、文壇にデビューしている。(公益財団法人九州文化協会ホームページより)
◆詳細はこちら
・公益財団法人九州文化協会「令和7年度 第56回九州芸術祭文学賞 入選作品発表」
・九州芸術祭文学賞受賞作候補作一覧(第1回~第55回)


