
令和7年度、別府大学文学部史学・文化財学科の民俗学研究室(顧問:福西 大輔准教授)では、昨年度・一昨年度に引き続き、杵築市教育委員会の依頼を受け、文化財保護法に基づく「文化財保存活用地域計画」の策定に向けた旧大田村の民俗調査を実施しました。本調査は、官学連携による市町村課題解決事業の一環として行われたものです。
令和7年10月26日には、杵築市役所大田庁舎にて調査報告会が開催され、調査にご協力いただいた地域住民16名が参加されました。当日は、大分合同新聞や地元ケーブルテレビによる取材もあり、地域の関心の高さがうかがえました。
報告会に先立ち、史学・文化財学科2年の丸尾 智幸さんと上 美優さんが、佐々木潤一郎杵築市教育委員会教育長へ調査報告書を贈呈しました。この報告書は、別府大学学長裁量経費により作成されたものです。
続いて、史学・文化財学科3年の姫野佑菜さんが、本年度の調査成果をもとに、調査の概要や判明した事項について報告を行いました。
これにより、3年間にわたって実施された旧大田地域の民俗調査は一区切りを迎えました。佐々木教育長をはじめ、地域の皆様からは温かい感謝の言葉をいただき、杵築市からは「来年度も他地域での調査を継続してほしい」との期待の声が寄せられました。
今後も本学では、地域と連携した実践的な学びを通じて、文化財の保護と活用に貢献してまいります。





