
令和7年9月17日(水)、大分県森との共生推進室が大学向けに開催する「出張!狩猟の魅力まるわかりセミナー」に、別府大学ジビエ料理研究会および狩猟サークルの学生たちが参加しました。今回は、すでに狩猟セミナーへの参加経験がある学生を対象に、津久見市の「津久見ジビエの里」にて実施されました。
セミナーでは、まず大分県の北岡和彦氏より、県内における鳥獣被害の現状や狩猟者数の推移などについて説明がありました。続いて、猟師でもあり「ジビエの里」経営者でもある戸川邦男氏から、狩猟の実際や若年層の担い手確保の重要性、ジビエ肉に対する誤解(「臭い」「食べにくい」など)について、実体験を交えたお話を伺いました。
その後、シミュレーターを用いた銃猟体験や、くくり罠・箱罠の仕組みについての学習を行い、狩猟の技術や安全性について理解を深めました。セミナーの最後には、イノシシ肉のバーベキュー試食が行われ、参加した学生たちはさまざまな部位のジビエ肉を味わいました。臭みがなく、脂身もあっさりとしており、参加者からは「とても美味しい」との声が多く聞かれました。
また、今後は参加希望者が10名以上集まれば、大分県による別府大学向けの狩猟免許講習会の開催も検討されているとのことです。すでに猟銃免許を取得している学生もおり、これから取得を目指す学生にとっても大きな刺激となる機会となりました。


