
令和7年12月14日(日)、食物栄養科1年生4名が、日出町の特産品であるブランド自然薯「大神ねばりごし一本」を栽培する農園にて、収穫体験を行いました。今回収穫した自然薯は、学生たちが今年5月に植え付けた種芋で、約半年の月日を経て迎えた待望の収穫の日となりました。
作業は、まず支柱に絡んだつるを外しながら、むかごを丁寧に集めるところからスタート。その後、支柱や雨よけ用シートを撤去し、鍬やスコップを使って30cm以上掘り進め、いよいよ収穫作業に入ります。自然薯栽培ならではの見どころは、土中に埋められたパイプを引き抜く瞬間です。2人一組となり、力と呼吸を合わせながら少しずつパイプをずらして引き上げると、1mを超える立派な自然薯が姿を現し、その長さに学生たちから大きな歓声が上がりました。


一方で、十分に生育しなかった自然薯もあり、その原因としてパイプの設置角度が水はけに影響を与えていた可能性など、栽培上の工夫や難しさについて地元農家の方々から丁寧な指導を受けました。
畑作業の経験が少ない学生も多く、最初は道具の扱いに戸惑う様子も見られましたが、次第に慣れていき、積極的に作業に取り組む姿が印象的でした。
学生たちは今回の体験を通して、栄養士として調理技術だけでなく、食の基盤を支える農業の現場を、身をもって学ぶ貴重な一日となりました。





