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2025.10.10
保健師になるには?看護師との違いや資格取得ルートを解説!

保健師という職業は、地域社会の健康を支える重要な役割を担っています。


「人々の健康を守る仕事に興味がある」
「看護師と保健師の違いが知りたい」
「保健師になるにはどのような進路を選べばいいの?」と感じていませんか?


この記事では、保健師の仕事内容や看護師との違い、資格取得ルート、さらに保健師に向いている人の特徴まで、わかりやすく解説します。

保健師とは

保健師は、地域や職場、学校などさまざまな場所で人々の健康を守るために活躍しています。
病気やケガの「治療やケア」が中心の看護師とは異なり、保健師の仕事は、「予防」や「健康づくり」に重点を置いているのが特徴です。
では、保健師はどのような場面でどんな役割を果たしているのでしょうか。
ここでは、保健師の仕事内容や看護師との違いについて詳しく見ていきます。

 

保健師の仕事内容

保健師の主な仕事内容は、地域住民や企業の従業員、学校の児童・生徒や教職員などの幅広い人々に対して健康相談や保健指導を行うことです。
具体的には、以下のような業務があります。

  • 健康診断や乳幼児健診の企画・運営、健診結果に基づく指導や相談対応
  • 生活習慣改善に関するアドバイスや健康相談
  • 感染症予防や健康増進イベントの企画・実施
  • 生活習慣病の予防やメンタルヘルス対策
  • 家庭訪問による育児支援や高齢者支援

 

保健師の勤務先も多様で、以下のような分野に分かれています。

 

  • 行政保健師:自治体(都道府県・市町村)などで、地域住民の健康を支援
  • 産業保健師:企業内で従業員の健康管理を担当
  • 養護教諭:学校で児童・生徒や教職員の健康を守る活動を行う

 

看護師との違い

保健師と看護師は、どちらも医療分野で活躍する国家資格ですが、その役割や仕事内容には明確な違いがあります。


保健師看護師
主な役割病気やケガの予防
健康づくりの支援
病気やケガの治療・ケア
医師の診療補助
活躍の場自治体(都道府県・市町村)企業、学校など病院、クリニック、介護施設など
対象者地域住民、企業従業員、学校の
児童・生徒・教職員など
主に病気やケガをした患者
主な業務健康相談、保健指導、健康教育、家庭訪問など診療補助、投薬・注射、患者ケア、介助

看護師は、医師の指示のもとで、病気やケガをした人に対して治療やケアを行うことが主な業務です。入院患者のケアや手術時の補助、投薬・注射などを担当します。
一方、保健師は、病気の人だけでなく健康な人も含めた地域住民全体を対象に、生活習慣の見直しや予防的な支援を通して、病気の予防や健康づくりに取り組んでいます。例えば、健康診査の実施や健康教室の企画・運営、感染症予防の啓発活動なども保健師の大切な仕事の一つです。

保健師になるには?資格取得のルート

保健師になるには、まず「看護師の資格を取得すること」が前提となります。
そのため、保健師を目指す場合、看護師の資格取得を含めた進路設計が必要です。どのようなルートがあるのか、具体的に見ていきましょう

 

保健師課程がある大学に進学するルート

保健師を目指す人にとって、最もスムーズなのが「保健師課程がある大学」への進学です。
こうした大学では、看護師と保健師、両方の国家試験受験資格を在学中に取得できるカリキュラムが用意されています。
卒業時には、看護師・保健師の国家試験を同時に受験でき、両方に合格すれば卒業と同時に保健師として働くことが可能です。
このルートは、資格取得までの期間が最短で、大学生活の中で計画的に学びながら両方の資格を目指せるため、進路として非常に人気があります。
なお、大学によっては保健師課程に進める人数が決まっていて、成績や試験の結果で選ばれることがあります。希望通りに進めないこともあるので、事前に大学の制度をよく確認しておきましょう

 

【このルートの流れ】
①保健師課程がある大学(看護学部など)に入学
②4年間で看護師・保健師のカリキュラムを履修
③卒業時に看護師・保健師の国家試験をダブル受験 ④両方に合格すれば、卒業と同時に保健師免許を取得

※大学によっては、3年次や4年次に保健師課程を選択する方式を採用している場合もあります。

看護師の資格を取ってから改めて学び直す必要がないため、「保健師になりたい!」という気持ちがはっきりしている人にはおすすめのルートです。

 

保健師課程がない大学・看護専門学校に進学するルート

一方、保健師課程を設けていない看護学部や看護専門学校に進学した場合、まずは看護師資格を取得し、その後に別途保健師課程を修了する必要があります。
こちらは段階的に資格を取得していくルートとなります。

 

【このルートの流れ】
①看護学部や看護専門学校に進学(保健師課程のない学校)
②看護師国家試験に合格し、看護師免許を取得
③保健師課程(大学の専攻科や1年制の養成機関)に進学 ④保健師国家試験に合格し、保健師免許を取得

 

このルートの特徴は、看護師としての経験や知識を積んだうえで保健師を目指せることです。実際に、看護師として現場経験を積んでから保健師課程に進学する人も少なくありません。
また、学校によっては、看護師資格を持っていれば3年次から保健師課程に編入できるところもあります。2年間学ぶことで、保健師国家試験の受験資格を得ることができます。
ただし、編入できる人数が限られていたり、条件が厳しい場合もあるので、事前にしっかり調べておくことが大切です。
このルートでは、看護師としての実務経験を活かして保健師を目指せるというメリットがあります。「まずは現場で経験を積みたい」「将来的に保健師になりたい」という人におすすめです。
このように、保健師になるには「看護師資格」が必須であり、その上で保健師課程を修了する必要があります。
進学先や学び方によってルートは異なりますが、どの道を選んでも「人々の健康を守る」という大きな使命は変わりません。

保健師に向いている人

保健師の仕事は、幅広い世代の人と関わりながら健康を支えるため、さまざまな資質や能力が求められます。「自分は保健師に向いているのだろうか?」と悩む方も多いかもしれません。
ここでは、保健師に向いている人の特徴や求められるスキルについて解説します。
保健師は、相談者の話をじっくり聞き、相手の立場に立ったアドバイスや支援を行うことが求められます。例えば、生活習慣病予防のための指導をする際には、相手の生活背景や悩みを理解し、無理のない改善策を一緒に考える姿勢が大切です。
また、保健師は地域や職場、学校など、多様な人々と関わる機会が多いため、コミュニケーション能力や柔軟な対応力も必要です。
さらに、健康や医療に関する知識を常にアップデートし、最新の情報を伝える力も欠かせません。

【保健師に向いている人の特徴】

  • 相手の話をよく聞き、共感できる
  • わかりやすく説明する力がある
  • 柔軟に対応できる
  • 健康や医療に関心があり、学び続ける意欲がある
  • 地域や社会に貢献したい気持ちが強い

保健師は、ただ健康について教えるだけではありません。相手の気持ちに寄りそい、一人ひとりの生活や人生に向き合う仕事です。
だからこそ、思いやりや誠実さがなにより大切にされます。
「人の役に立ちたい」「誰かの力になりたい」と思っているなら、保健師という道は、きっとあなたの力を活かせる仕事です。

まとめ

保健師は、地域や職場、学校などさまざまな場所で人々の健康を守るために活躍する専門職です。
看護師と異なり、「病気やケガの予防」や「健康づくり」に重点を置き、幅広い世代や集団に対して保健指導や相談を行います。
保健師になるには、まず看護師資格を取得し、その上で保健師課程を修了して国家試験に合格する必要があります。
進路選択の際は、自分の興味や適性、将来どんなフィールドで活躍したいかをじっくり考えてみてください。
保健師は、これからの社会にますます求められる存在です。人々の健康を守るプロフェッショナルとして、あなたも保健師の道を目指してみませんか。
保健師や看護師として地域や社会に貢献したい。そんな想いを本気で叶えたい方は、ぜひ看護学部の学びを詳しく知ってみてください。

別府大学の看護学部看護学科では、看護師・保健師の国家試験受験資格を4年間で取得できるカリキュラムを用意し、選抜制の保健師課程を選択することで、卒業と同時に両方の資格取得を目指すことが可能です。

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