
令和7年6月17日(火)、本学発酵食品学科の1年生を対象とした「発酵食品実習」において、外部講師としてクックヒルファーム代表の上浦眞理氏をお招きし、特別講義とチーズ製造実習を行いました。
この実習は、発酵食品の製造を通して微生物学や生化学の視点から発酵の過程を観察し、地域振興やブランディングといった実践的な科学を学ぶことを目的としています。
講義では、湯布院塚原でチーズ製造を行う上浦氏により、フレッシュチーズとプロセスチーズの違いや、チーズができるまでの行程について詳しくご説明いただきました。学生たちは、実際に生乳を使用したフレッシュチーズ造りに挑戦し、発酵食品の奥深さを体感しました。
完成したチーズは、今後の授業で加工した熟成を行い、最終的には試食を通じて学びを深める予定です。参加した学生からは、「生乳からチーズを作ることで、発酵の仕組みがより理解できた」といった声が聞かれました。
発酵食品学科では今後も、学生一人ひとりが地域の食文化に触れながら、実践的な経験を通して発酵食品の魅力と可能性を深く理解できるよう、地域と連携した教育活動を積極的に展開してまいります。


